ドコモが「プラチナバンド」でLTE投入 iPhone勢に対抗 仙台・新潟などで国内最速サービスも

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2012/7/27 18:41
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NTTドコモは2012年末にも、「プラチナバンド」と呼ばれる800メガヘルツ(MHz)帯の電波を使ったLTEサービスを始める。10年12月から提供しているLTEサービス「Xi(クロッシィ)」では、現在2ギガヘルツ(GHz)帯だけを使用している。800MHz帯を追加することで、大都市圏でのLTEのユーザー増に対応する。

ドコモは現行の2GHz帯に加え、「プラチナバンド」の800MHz帯でもLTEを展開する(NTTドコモのLTE基地局)

ドコモは現行の2GHz帯に加え、「プラチナバンド」の800MHz帯でもLTEを展開する(NTTドコモのLTE基地局)

プラチナバンドをめぐっては、ソフトバンクモバイルが7月25日に900MHz帯を使ったサービスを始めたばかり。ただしソフトバンクのサービスは、現時点では第3世代携帯電話(3G)だけ。ドコモは3Gよりも高速なLTE向けにプラチナバンドの電波を充てることで、ソフトバンクモバイルに対抗する狙いもありそうだ。

■今冬めど、都市部の電波強化図る

27日に開催された決算会見でドコモが明らかにした。新たにLTEで利用する800MHz帯の電波は上下各5MHz幅で、下りの通信速度は最大毎秒37.5メガビット(Mbps)。これまで3Gサービス「FOMA」で利用していた電波を、LTEのユーザーが増えている地域を中心に、全国で順次振り替えていく。

これまでドコモのLTEサービスは2GHz帯の電波だけで提供していた。電波の幅も、一部の施設内で上下各10MHz幅を確保できていたが、大半の地域は上下各5MHz幅に限られていた。LTEの契約数は6月末時点で332万となっており、13年3月末には1000万契約超と大幅な増加を見込んでいる。特に都心部でユーザー増が顕著になると予想されるため、新たに800MHz帯もLTE用に振り向けることで、より多くのユーザーが同時にLTEを使った高速通信ができるようにする。

■仙台や新潟など5都市で、国内最速の112.5Mbpsサービス

併せてドコモは、LTE向けとして総務省から割り当てを受けている1.5GHz帯の電波を使い、地方部でLTEサービスを高速化する。具体的には、仙台、新潟、金沢、高松、那覇の5都市で、12年末から下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbpsのサービスを開始し、それ以外の地方都市でも順次展開していく。

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