京都大学がMSの「Live@edu」を導入した理由

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2012/3/28付
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京都大学学術情報メディアセンター情報教育システム研究分野の上田浩准教授。専門は複雑系数理モデルの研究

京都大学学術情報メディアセンター情報教育システム研究分野の上田浩准教授。専門は複雑系数理モデルの研究

京都大学は2011年12月、マイクロソフト(MS)の教育機関向けクラウドサービス「Live@edu」のメールサービスを導入した。学部学生、大学院生、教職員など合計約2万8000アカウントという大規模導入であり、2012年4月から本格運用を開始する。導入を担当したのは、京都大学 学術情報メディアセンター 情報教育システム研究分野の上田浩准教授。上田准教授は2011年8月まで、群馬大学総合情報メディアセンター准教授として、同大学における「Google Apps」(Gmail)の導入と運用に携わっていた。上田准教授に、京都大学でLive@eduを採用した理由などについて話を聞いた。(聞き手は、田村規雄=日経パソコン)

――利用を開始したサービスの概要を教えてください。

今回採用したLive@eduは、マイクロソフトが教育機関向けに無料で提供しているサービスです。以前のLive@eduは「Hotmail」相当のメールサービスでしたが、それがアップグレードした「Live@edu with Outlook Live」は、「Exchange Server」相当の機能をクラウドサービスとして利用できます。京都大学ではこのメールサービスを中心に利用しています。

マイクロソフトの「Live@edu」紹介サイト。2012年夏には「Office 365 for Education」へとアップグレードする予定で、Live@eduのユーザーは順次Office 365へと移行することになる

マイクロソフトの「Live@edu」紹介サイト。2012年夏には「Office 365 for Education」へとアップグレードする予定で、Live@eduのユーザーは順次Office 365へと移行することになる

京都大学では、2007年1月までトランスウエアの「Active! mail」、その後はディープソフトの「DEEPMail」を利用してきました。ただ、今どきはパソコンからだけでなく、携帯電話やスマートフォンなど、いろいろな機器からのアクセスを保証しなければなりません。その意味で、Active! mailやDEEPMailは弱く、GmailやLive@eduの方が強いといえます。利用のハードルを下げていかないと、多くの学生には使ってもらえません。

――コスト面でのメリットはありましたか。

これまでは、学内で利用する端末と、教育用システムに付随するメールシステムを、5年間のリース契約で利用してきました。そのうち、Active! mailやDEEPMailに掛かる費用はかなりを占めていました。2万8000アカウントという大規模な運用ですからね。今回Live@eduを導入したことで、その費用が不要になったのは、大きなコスト削減につながりました。

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