2019年2月22日(金)

スマホ初心者がはまる「端末無料」の落とし穴

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2013/8/28 7:00
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ガラケーからスマートフォン(スマホ)に変えようとしたら「実質無料」とか「2年縛り」とかよくわからない言葉が出てくるし、「オプションをつけたほうが安い」としきりに勧められる。なんとなく契約したけれど本当に得なのだろうか……。こんなスマホ初心者は少なくないのでは。複雑なスマホ契約には思わぬ落とし穴が待ち構えていた。

■「端末無料」なのになんで2万円?

「最初にスマホを買った時『端末は無料』って聞いていたのに機種変更しようとしたら『2万円払わないと変更できない』って。契約でそうなっているっていうけど、これって理不尽じゃないですか?」

都内私立大生の玉本高志くん(仮名)は今でも納得がいかない様子。彼の話を再現してみよう。

ソフトバンクの携帯ショップで同社のスマホからiPhone5に機種変更しようとしたら、約2万円かかるという。違約金(契約解除料)を払うのは他の携帯電話会社に変えたり、解約したりするときと認識していた玉本くんは反論した。

玉本 「え?なんで同じ携帯会社での機種変更なのに違約金かかるんですか?」

店員 「違約金ではなくて端末代の残りです」

玉本 「へ?スマホ買う時に『端末無料』って言われたけど……」

店員 「それは『実質無料』ですね。端末代がタダになるわけではないので」

玉本 「???」

根負けして2万円払って機種変更したが、だまされたような気がして仕方ないという。

スマホの販売現場では端末代をどう表示しているのだろう。家電量販店や携帯ショップを回ると、ほとんどの店に「実質無料」「機種代金0円」などの看板が並ぶ。「一括無料」という表現もあり、なかなか違いがわかりにくい。スマホに詳しいITジャーナリストの石野純也さんは「『実質無料』といううたい文句のせいで、スマホが無料で手に入ると混同するスマホ初心者が非常に多い」という。

「実質無料」についてソフトバンクに聞いた。「2年間端末を使い続ける条件で、毎月のスマホ利用料金から通話料などを割り引きます。この割引額が月々の端末代と同額なら、端末代は実質無料になるという意味です」。仮に端末代が6万円で2500円の24回払いとすると、通話料を2年間毎月2500円割引すれば端末代の実質負担はゼロになる。

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