2018年4月26日(木)

「キラキラ女子」を引き寄せる会社の条件 憧れ、説得力、多様性…
サイバー流、女性活用の研究(3)

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2013/2/27 15:42
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 「女性らしさ」を大切にする藤田晋社長の戦略が、今のサイバーエージェントにおける社風の礎となっていた(連載第1回第2回を参照)。しかし、公私ともに輝いていたい働く女性像を志向する女子学生の目をひくことはできても、最終的に会社を選ぶ権限は、当然、彼女らにある。優秀な女子学生に選ばれるのには、それなりの理由があるはず。探ろうと、活躍する6人の「キラキラ女子」に、生い立ちからこれまでの話を聞いた。(文中敬称略)

今回、話を聞いたサイバーエージェントの「キラキラ女子」

今回、話を聞いたサイバーエージェントの「キラキラ女子」

 6人に共通していえるのは、皆、意識が高く「アクティブ」な子ども時代、学生時代を過ごしてきたということ。就職活動や仕事観については、自分なりの考えを貫く「強さ」を備えていた。彼女らが最終的にサイバーエージェントを選んだ決め手は、大きく3つに分類される。まずは、「生き生きと働く先輩に憧れ」た2人から紹介しよう。

■「生き生き」と働く先輩へ憧れ

 石田裕子(31歳、04年入社)は今年2月に子会社社長にばってきされたエース。10年11月に出産後、わずか2カ月で職場復帰を果たした「働くママ」でもあり、サイバーエージェントにおける働く女性の「ロールモデル(お手本となる成功モデル)」の筆頭といえる。

サイバー子会社、パシャオクの石田裕子社長。広告営業時代は輝かしい実績を残した。(写真=陶山勉、以下同)

サイバー子会社、パシャオクの石田裕子社長。広告営業時代は輝かしい実績を残した。(写真=陶山勉、以下同)

 新卒時、それも就職氷河期のまっただ中の03年当時、放送局や出版社、メガバンクなど大手を中心に18社から内定を得た実績の持ち主。大手企業が列をなして太鼓判を押した優秀な人材は、サイバーエージェント入社後、期待を裏切らず、数々の社内表彰を総なめにした。

 2004年、インターネット広告の取次事業で広告営業に配属された石田は、7年半の営業時代を通じて、「グループ総会ベストプレイヤー賞」「同ベストマネージャー賞受賞」など全社レベルの表彰のほか、営業個人の売上高や粗利トップを表彰する「月間MVP」を計12回、トップ成績のグループを表彰する「月間ベストグループ賞」を計13回も受賞している。

 11年10月には輝かしいキャリアをあっさりと捨て、スマホ向けメディア「Ameba(アメーバ)」のプロデューサー業へと職種転換。数十のサービスが同居するプラットフォームの仕様設計や戦略立案を担当する重要な役回りへと転じた後の13年2月、スマートフォン(スマホ)向けオークション「パシャオク」の分社化にともない、子会社社長に就いた。

■「思いついたらすぐ行動して、結果出して、説得する」

 そんな石田に昔の話を聞こうとすると、「私、普通すぎて、(取材から)帰りたいんですよ。普通の家庭で普通に育っているんで。聞いても、何も面白いものがでないですよー」と謙遜する。しかし、いやはや。高校時代から傑出した「行動力」を見せていた。

 「父は普通のサラリーマン。小さい頃は何にもなりたくなかった。単純に引き出しが多いというか、選択肢が多い人間にはなりたいな、ということくらいしか思ってなかった」。そんな石田は高校時代、親にも相談せず、米国留学に出ようと画策する。

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