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吉田秀和氏が死去 音楽評論家

2012/5/27付
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音楽評論家で文化勲章受章者の吉田秀和(よしだ・ひでかず)氏が22日午後9時、急性心不全のため神奈川県鎌倉市の自宅で死去した。98歳だった。連絡先は館長を務める水戸芸術館。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は長女、清水真佐子さん。

東京帝国大卒業後、1946年に雑誌「音楽芸術」でモーツァルトに関する連載を執筆、評論活動を開始した。バロックから現代音楽まで幅広い分野を論じ「主題と変奏」など多くの作品を発表して、クラシック音楽の普及に尽力した。

評論の対象は美術や映画演劇にもおよび、ラジオ番組の構成や司会も務めた。

人材の育成にも積極的に取り組み、48年に桐朋学園音楽部門の母体となった「子供のための音楽教室」を指揮者の故斎藤秀雄氏らと創設。88年からは水戸芸術館館長に就任し、同館専属の水戸室内管弦楽団の発展にも力を注いだ。

96年文化功労者、2006年文化勲章受章。1975年に「吉田秀和全集」で大仏次郎賞受賞。ほかの著書に「マネの肖像」など。

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