富士通、「出雲モデル」「伊達モデル」で国産パソコンのブランドを強化
島根富士通で出雲モデル1号機の完成を披露

2011/9/27付
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富士通パーソナルビジネス本部執行役員の齋藤邦彰本部長

富士通パーソナルビジネス本部執行役員の齋藤邦彰本部長

「出雲モデル」を製造する島根富士通

「出雲モデル」を製造する島根富士通

富士通は2011年9月22日、同社の国内製造拠点である島根富士通で製造するノートパソコンを「出雲モデル」、富士通アイソテックで製造するデスクトップパソコンを「伊達モデル」として、各種の宣伝活動を行うと発表した。

島根富士通は1990年に島根県簸川郡斐川町(2011年10月1日より出雲市と合併)に、富士通アイソテックは1975年に福島県伊達郡(現伊達市)にそれぞれ開設。2011年現在、島根富士通ではノートパソコン、富士通アイソテックではデスクトップパソコンを製造している。

出雲市の長岡秀人市長

出雲市の長岡秀人市長

島根富士通の宇佐美隆一代表取締役社長

島根富士通の宇佐美隆一代表取締役社長

どちらの製造拠点も、世界トップの品質と、海外の製造拠点に負けないコスト競争力、納期の早さを目指しており、富士通は「出雲モデル」と「伊達モデル」を高品質、高信頼のブランドとして育て上げたい考えだ。

今回の発表に合わせて、富士通は島根富士通の製造現場を報道陣に公開。出雲モデルの第1号の製品の完成を披露した。

斐川町の勝部勝明町長

斐川町の勝部勝明町長

富士通パーソナルビジネス本部執行役員の齋藤邦彰本部長は、「世界市場全体で年に1000万台の出荷を目指す。価格重視のモデル、高付加価値のモデルのバランスを世界の地域に合わせて、フレキシブルに出荷できる体制を整えたい。その中で高付加価値の製品の比率を上げていくことが富士通の生きる道だ」とパソコン事業の将来を展望。「高付加価値の製品作りを追求するには日本式が向いている」とし、国内での生産が今後より重要になることを強調した。

ねじを締めたパソコンは4台ともすぐに起動。「出雲モデル誕生」の文字を表示した

ねじを締めたパソコンは4台ともすぐに起動。「出雲モデル誕生」の文字を表示した

1号機のねじを締める4人。左から勝部勝明町長、長岡秀人市長、齋藤邦彰本部長、宇佐美隆一代表取締役社長 

1号機のねじを締める4人。左から勝部勝明町長、長岡秀人市長、齋藤邦彰本部長、宇佐美隆一代表取締役社長 

島根富士通の宇佐美隆一代表取締役社長は「中国の工場では年間の離職率が50%にも達するが、島根富士通は1%未満。中国では150人必要な製造工程が、ここでは十数人ほどで実現している」と島根富士通のモチベーションと生産性の高さを紹介。「人と機械の協調生産により、海外に負けない競争力を確保できる」とした。

出雲モデル1号機の完成披露式には、齋藤本部長、宇佐美社長に加え、出雲市の長岡秀人市長、斐川町の勝部勝明町長も参加。1号機のねじを締め、完成を祝った。

(日経パソコン 岡地伸晃)

[PC Online 2011年9月26日掲載]

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