2019年8月26日(月)

無線LAN、速度「ギガ」の時代に 新方式、来春にも国内解禁 最大6.9ギガビットの「11ac」

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2012/9/27 7:00
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パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などで広く使われている無線LANの高速版が、2013年春にも日本国内で利用可能になる。現行方式の約15倍となる最大毎秒6.9ギガビット(Gbps、ギガは10億)までの高速化が可能となり、まずは最大1.3Gbps前後の製品が登場する見通し。一般家庭やオフィスで広く使われる無線通信で、通信速度が初めて「ギガ」に達することになる。

バッファローの米国法人が5月に発売した、「IEEE802.11ac」のドラフト準拠の無線LANルーター。最大毎秒1.3ギガビット(Gbps)と高速だ

大量のデータを短時間に伝送可能になることで、スマホやパソコン、家庭内のテレビやブルーレイレコーダーに向けたオンラインサービスなどに弾みがつきそうだ。

■「11ac」の国内承認が大詰め 米ではドラフト準拠の製品も

総務相の諮問機関である情報通信審議会の作業班が25日、無線LANの新方式である「IEEE802.11ac」を国内で利用可能にすることを柱とする報告書案を大筋で了承した。パブリックコメントや電波監理審議会の議論などを経て、早ければ13年3月までに総務省が告示を出し利用を認める方針。

11ac方式は、現行のIEEE802.11n方式の高速版として米国電気電子学会(IEEE)が策定を進めている通信方式で、14年2月をめどに正式な国際規格として制定される見通しだ。

11ac方式の最大の特長は通信速度の高さだ。現行の11n方式が最大毎秒450メガビット(Mbps)なのに対し、11ac方式は同6.9Gbpsと約15倍になる。あくまで理論上の最高速度ではあるものの、DVD1枚分(4.7Gバイト)の映画を約6秒、ブルーレイ1枚分(25Gバイト)でも約30秒で丸ごと伝送できる計算になる。11n方式に比べ、送受信に使うアンテナの本数や電波の幅(帯域幅)を増やしたり、電波の波形を複雑にしたりすることで、同時に伝送するデータ量を増やしている。

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