2018年8月18日(土)

新OS、iPhone導入…ドコモ社長に聞く戦略
ジャーナリスト 石川 温

モバイルの達人
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2013/2/26 18:24
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 ここ最近のスマホのトレンドを見ると、スペックは「クアッドコア、5インチ、フルHD」が当たり前のものになり、その先の進化が見えにくくなっている。NTTドコモは今後、メーカーにどのようなスマホを期待しているのか。

 加藤社長は「とにかくいい製品を作ってもらいたい」と言う。iPhoneに勝てる製品を作るのは難しいかもしれないが、特長がある製品をメーカー各社に期待している。「原点に帰って、電池寿命はとことん追求して、もっと長持ちするスマホを作りたい。バッテリー寿命を改善する革新的な技術はまだないが、回路を作り替え、電池を大きくしたり消費電力を抑えたりして努力していく。いずれどこかでブレークスルーがあるのではないか」(加藤社長)

■第3のOSでは「Tizen」を選択

 今年のMWCで話題となったのが「第3のOS」だ。KDDIは、チャイナユニコム、独Tモバイル、イタリアテレコム、米スプリント、韓国のKT、スペインのテレフォニカなどと、インターネットブラウザーで有名な米モジラの「FirefoxOS」を搭載した端末を2014年に発売する計画を明らかにした。Webページ作成の次世代言語「HTML5」をベースにして、オープンで自由な開発環境が魅力とされている。

 NTTドコモが担ごうとしているのが韓国サムスン電子などが主体的に開発している「Tizen(タイゼン)」だ。これもHTML5ベースで、携帯電話会社やメーカーの意向に沿ったスマホ向けプラットフォームとして期待されている。

 NTTドコモがTizenに注力し始めた理由について加藤社長は「(ラインアップが)Androidだけで大丈夫なのかと考え、(Tizenを)視野に入れている」と語る。

 国内で競合するKDDIやソフトバンクモバイルにはAndroidだけでなく、iPhoneがある。NTTドコモにも「BlackBerry(ブラックベリー)」があったが、新モデルでは日本語対応がままならず、日本での展開は難しい。そんななかでNTTドコモはTizenに注目しているという。

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