2019年9月21日(土)

ツイッターの個人利用、デジタル世代なら炎上しない? ソーシャルリスク(1)

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2012/6/29 7:00
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 本連載では、企業がツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを活用するにあたって、どのような点に注意したらいいかをQ&A方式で解説する。第1回の今回は、従業員の不適切な投稿が引き起こす「炎上」について採り上げる。個人利用のアカウントでも、仕事に関する発言が問題となることも少なくない。

Q:ツイッターなどで炎上騒ぎを起こすのは、ネットに不慣れだから?

A:パソコンやネットと共に育ち、リテラシーのある若手社員でも、情報発信が上手とは限りません。むしろ、若手社員による派手な炎上事例が目立つのが実情です。

2012年4月、いよいよ平成生まれの4年制大学卒業者が職場デビューを果たした。1989(平成元)年度生まれの彼らは、「ヤフー!ジャパン」のサービスが始まった1996年4月に小学校に入学し、ネットとケータイ(携帯電話)が当たり前に存在する世の中で過ごしてきた。そして高校に入学して遠隔地の友人ができる2005年以降は、ブログやSNSなどソーシャルメディアの急速な普及期でもあり、利用者としてその一翼を担ってきた。まさにデジタルネーティブ[注]であり、かつソーシャルメディアの申し子と言える世代である。

図 平成生まれの新入社員はインターネットの普及が進む中で育ってきた

図 平成生まれの新入社員はインターネットの普及が進む中で育ってきた

そんな、モバイル機器とソーシャルメディアを巧みに操る彼らではあるが、投稿内容も巧みかといえば、いささか心もとないところもある。

2011年5月、アディダスの店舗に来店した契約Jリーガーを冗談半分に中傷して大炎上を招いたのは、研修中の新入社員だった。また同年1月、ウェスティンホテル東京でJリーガーと有名モデルの来店・宿泊を暴露したホテル内レストランのアルバイト従業員は、2012年4月に大学4年生になる年齢だ。

■「デジタルネーティブは投稿も巧み」とは限らない

ソーシャルメディアリスクの代表例とも言える事例2つの"火付け役"となったのがこの世代であるのは、決して偶然ではないだろう。ソーシャルメディア利用者が多い上、社会経験が浅いだけに、自覚に欠ける言動が飛び出しやすい。

もちろん、「お客様の個人情報をソーシャルメディアで漏らしてはいけません」といった基本的なルールは、新入社員やアルバイトであっても当然守らなければならない。社会経験が豊富なベテラン社員や、顧客の個人情報などの機密保持を強く求められる立場の専門職といった立場であれば、なおさら順守するのが当たり前である。

[注]子供のころからパソコンやインターネットが当たり前のように身の回りにある中で育ってきた世代のこと。
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