電力浪費の元凶 4つの設定変更で改善 スマホ「電池切れ」回避のツボ(1)

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2013/4/1 7:00
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 「もうスマートフォン(スマホ)なしでは生活できない」。こんな声も聞こえてくるほど便利なスマホだが、「電池の持ちが悪い」ことに対するユーザーの不満は非常に大きい。本連載では、スマホのバッテリー消費に対する基礎知識や簡単にできて効果的な対策を紹介する。第1回は、徹底検証から見えたバッテリー浪費の「元凶」について説明しよう。

スマホへの不満は数あれど、誰もが共通して口にする最大の不満は「バッテリー」だろう。実際、BCNが2012年秋に実施したスマホに関する調査では、スマホの不満点の1位は断トツで「バッテリーの持ち」だった(図1図2)。

図1 スマホを日々使っていて一番気になるのは、「バッテリーの持続時間」だろう。2012年秋のBCNの調査結果でも、バッテリーへの不満は、「回線速度」、「タッチ操作や文字入力」などを抑えて1位。全体の70.7%が不満と答えた

図1 スマホを日々使っていて一番気になるのは、「バッテリーの持続時間」だろう。2012年秋のBCNの調査結果でも、バッテリーへの不満は、「回線速度」、「タッチ操作や文字入力」などを抑えて1位。全体の70.7%が不満と答えた

図2 BCNの調査によると、スマホに対する不満は「バッテリーの持ち」が断トツでトップ。「回線速度」「タッチ操作や文字入力」への不満がそれに続く(これらのデータは、BCNが2012年9月から10月に実施した「スマートフォン・携帯電話の利用に関するアンケート」の結果。複数回答あり)

図2 BCNの調査によると、スマホに対する不満は「バッテリーの持ち」が断トツでトップ。「回線速度」「タッチ操作や文字入力」への不満がそれに続く(これらのデータは、BCNが2012年9月から10月に実施した「スマートフォン・携帯電話の利用に関するアンケート」の結果。複数回答あり)


どんなに高性能のスマホでも、電池切れならタダの箱。電話もメールもウェブも何も使えなくなってしまう。

特に深刻なのは、1~2年以上前のバッテリー容量の小さい機種だ。出勤前にフル充電したのに、半日もたたないうちに電池切れになってしまうことも珍しくない。バッテリー切れを恐れて、できるだけ使用を控えている人もいるだろうが、それではせっかくのスマホが"宝の持ち腐れ"だ。

■設定変更だけで3~4割の改善

そこで、この連載ではバッテリーの悩みを解消して、快適にスマホを使えるようにする方法を紹介しよう。

「バッテリーの容量は最初から決まっているから」とあきらめている人もいるだろうが、それは間違いだ。実は、スマホの設定を少し変更するだけで、バッテリーの無駄な消費は確実に抑えられる。

スマホは多機能なだけに、3G/LTE(long term evolution)、Wi-Fi、GPS(全地球測位システム)などさまざまな通信機能が常時動作しているうえ、バックグラウンドで動作しているアプリなども少なからずある。これらを不要なときはオフにするだけで、消費電力を抑えられるのだ。

論より証拠。実際に通信のオン・オフや画面の明るさの違いなどによって、スマホのバッテリーの減りがどのくらい変わってくるかを検証した[注1]

例えば「GPS機能」をオフにするだけで、3時間で9%も節電できる。画面の明るさ、アプリの停止などの設定変更を組み合わせると、3時間で3~4割程度の違いになる。

■バッテリー消費の4大原因

一般に、電池消費の原因として挙げられるのは、「画面の明るさ」「通信機能」「アプリ」「おせっかい機能」の4つだ(図3)。だが、これまではどの要素がどのくらい影響するのかは、把握できていなかった。

図3 初期設定を見直すだけで、バッテリーの無駄使いはかなり減らせる。「画面の明るさ」「通信」「アプリ」「おせっかい機能」の4つの設定を変更すると効果大だ

図3 初期設定を見直すだけで、バッテリーの無駄使いはかなり減らせる。「画面の明るさ」「通信」「アプリ」「おせっかい機能」の4つの設定を変更すると効果大だ

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