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トヨタ、電気自動車「eQ」を360万円で100台だけ発売

トヨタ自動車は2012年9月24日、小型車「iQ」をベースとした電気自動車(EV)である「eQ」を2012年12月に限定発売すると発表した。国内での価格は360万円で、グローバルでの販売台数は100台と少ない。

副会長の内山田竹志氏は「2年前に2012年に数千台規模でEVを導入すると発表したが、EVの普及はまだまだ難しいと思い、販売台数はこの数字になった。しかし、販売してみて分かることもあるので予定通り2012年に発売する。EVのメリットは、走行中に二酸化炭素(CO2)を出さないことと、ランニングコストが安いことだ。都市内での短距離の移動に適しており、カーシェアリングなどに向く。実際、販売先としてもカーシェアリング事業者などを狙いたい」とした。

eQは、エンジンのあった前部にモータ、インバータを置き、床下にリチウム(Li)イオン2次電池を搭載する。モータは「GS450h」、インバータは「アクア」、電池は「プリウスPHV」のものを流用している。モータ出力は47kWで、最大トルクは163N・m。電池容量は12kWhで、JC08モードの航続距離は100km。電力消費率(電費)は104Wh/kmと、ホンダの「フィットEV」の106Wh/kmを下回り、世界最高の電費性能になる。

電費を下げるために、減速時になるべく多くのエネルギをモータで回生できるようなブレーキ制御を取り入れた。ブレーキシステムには電子制御ブレーキである「ECB」を採用しているが、ブレーキを踏んだ場合に油圧でブレーキ圧を上げずに、モータで電力を発電して減速する。止まる最後の瞬間にブレーキ圧を高めて機械式ブレーキに切り替えるようにした。

(日経Automotive Technology 林達彦)

[Tech-On! 2012年9月24日掲載]

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