2019年6月21日(金)

太陽光発電の陰の主役「プチソーラー」が曲がり角

(1/3ページ)
2014/4/2 7:00
保存
共有
印刷
その他

図1 群馬県高崎市にある50kW低圧連系の太陽光発電所

図1 群馬県高崎市にある50kW低圧連系の太陽光発電所

出力が10kW以上50kW未満の産業用太陽光発電システム「プチソーラー」が急成長している(図1)。2012年7月に始まった固定価格による全量買い取り制度(FIT)が後押ししている。

しかし、市場の急拡大に伴い、産業用太陽光発電を取り扱う業者の一部では、設置工事や商取引における問題点が露呈し始めている。

■出力の合計はメガソーラーの2.5倍

太陽光発電の市場には、メガソーラー(1MW以上の大規模太陽光発電システム)を擁する大企業が相次いで参入している。それに対して、プチソーラーの保有者の主体は中小規模の企業や個人事業者であり、報道でも目にすることは少ない。

経済産業省が2014年1月10日に発表した、「再生可能エネルギー発電設備の導入状況」によると、2012年の固定価格買取制度の施行後で2013年10月末までに設備認定された産業用太陽光発電所は19万3211件ある。運転を開始した発電所はそのうちの38%、約7万5000件だ(図2)。

図2 国内の産業用太陽光発電所の設備認定および運転開始の状況(出典:経済産業省「再生可能エネルギー発電設備の導入状況」を基にテクノアソシエーツが作成)

図2 国内の産業用太陽光発電所の設備認定および運転開始の状況(出典:経済産業省「再生可能エネルギー発電設備の導入状況」を基にテクノアソシエーツが作成)

その98~99%が10kW以上1000kW未満の発電設備である。1MW以上のメガソーラーは、約3000件しかない。近年におけるメガソーラー大規模化の傾向もあって、出力ベースで換算するとその差は縮まる。

それでも、現在稼働中であるプチソーラーの出力の合計は約275万kW。同約108万kWあるメガソーラーの2.5倍に相当する。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

日経BPの関連記事

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報