失敗に学んだ成功 人気アプリ「スマートニュース」の開発秘話
ブロガー 藤代 裕之

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2013/12/27 7:00
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2013年最も注目されたアプリの一つに「SmartNews(スマートニュース)」がある。ツイッターの書き込みをリアルタイムで解析することで話題のニュースを選び、スマホに最適化された読みやすいインターフェースが特徴だ。GooglePlayの「アプリオブザイヤー 2013」や日本国内における「App Store Best of 2013 今年のベスト」にも選ばれた。ただ、サービス開始までには曲折があった。

■運命のオースティン

スマートニュースの経営陣。左から鈴木健取締役、浜本階生社長、藤村厚夫執行役員

スマートニュースの経営陣。左から鈴木健取締役、浜本階生社長、藤村厚夫執行役員

12年3月、運営会社スマートニュース(東京都渋谷区)の浜本階生社長は、鈴木健取締役と米テキサス州オースティンに向かっていた。「ツイッター」や「フォースクエア」の認知が高まるきっかけとなり、世界からスタートアップが集まる異色のイベントSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に「Crowsnest(クロウズネスト)」というiPhoneアプリを出展するためだった。

クロウズネストは11年10月に浜本社長が開発したスマートニュースの前身にあたるサービス。ユーザーがツイッターアカウントを連携すれば、ツイッター上での話題性やフォロワーの書き込みを解析し、注目度の高い情報を選んで表示する。評価を得ていたが、利用者数は伸び悩んでいた。

2人は米国に乗り込んで知名度を高めることで逆転を狙ったが反応は鈍かった。「実家や大学の同級生にクロウズネストのことをうまく説明できたことがなかった。日本人にさえわかってもらえないのに、アメリカ人もわからないですよね」と浜本氏は笑う。高機能だったが、一般のユーザーには難し過ぎ、使われなかった。

■アプリにフォーカスする

2人は帰りの機内で「この先どうするか」を話し合った。重苦しい雰囲気だったという。手持ちのスマホが機内で圏外となっていた。「こういう時でもスマホで情報が見えるというのが実現できたら良いのではという話になった」と浜本氏は回想する。

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