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総選挙後の枠組み「民自公3党連立を」 森元首相

自民党の森喜朗元首相は24日、国会内で記者団の質問に答え、次期衆院選に出馬しない意向を正式に表明した。衆院解散・総選挙後の政権の枠組みとしては民主、自民、公明3党の連立が望ましいとの考えを示した。9月末に任期が切れる自民党総裁選については、谷垣禎一氏の再選を支持すると述べた。主な発言内容は次の通り。

引退、翻意はない

(引退表明について)もう弦から矢は放たれた。翻意するということはない。本当は前回辞めようと思い、ずっとタイミングを考えていた。必ずしもいいタイミングではないが、これを逃すとチャンスがなくなるかも知れない。出処進退は自分で決めることで誰にも相談していない。

民主党は酷い。乱れに乱れている。本当に政治家かと思う人もいる。民主党の中堅は本当は自民党に来たかった人だ。本当にこのままいったらこの国は壊れてしまう。同窓会や学芸会をやっているみたいだ。サヨナラするにはいい時期だ。

解散して勝てるのか。民自公3党で協力を

今は少数政党がいくつも出てくる時代だ。合従連衡があると思うが、双方向から行けるのは自民、民主、公明だと思う。いまは突飛で、面白いことを言う政党になびいていく。「解散だ、解散だ」と言うが、今、選挙をやって勝てるのか。世論調査では、民主党と自民党の支持率を足しても過半数に届かない。

3党一緒でやって、成功しつつある。「次は振り子の理論で自民に来る」と言うが、大きく来る要素はない。民主は傷を負ったが、これで良かったのではないか。3党であとの問題を片づけていけばいい。

社会保障と税の一体改革関連法案が参院を通って成立したところで3党首が会談し、いつ衆院解散・総選挙をやるか決めればいい。(次期衆院選で)自民が一番だったら民主と公明は協力する。民主が勝ったら自民と公明が協力する。そうしないと日本の政治は安定しない。それしか日本の政治をなおす方法はない。

谷垣氏再選を

谷垣さんの周辺は良い人ばかりだが、国家のことを考えない。国家よりも自分たちのことしか考えられないのか。谷垣さんがかわいそうだ。谷垣さんは良い人、真面目だ。(9月の自民党総裁選は)今のところは谷垣さん以外にいない。石破茂さんも大きな支持にはならない。地味だとか言われるが谷垣さんがやっていいと思う。だからこそ、もう少しみんなの琴線に触れるような発信をしてほしい。瑕疵(かし)がなければ今度も谷垣さんでいい。

その時に町村信孝氏をどうするか、石原伸晃幹事長をどうするか、ちゃんと考えないといけない。老壮青のバランスを取らないと国民は不安になる。

小沢君は終わり。もう相手にする必要はない

昭和44年の衆院選同期46人で一番若いのが小沢一郎君で、次が私だった。小沢君は田中角栄さんの秘蔵っ子。私は福田赳夫さんのところでしょぼしょぼとやり、小沢君は派手に派手に。派閥をまとめ上げたのが小沢君だ。何から何までやっていた。

自ら招いたこととはいえ、選挙区もない比例代表選出の議員ばかりを集めて民主党を出て、これで小沢君も終わりだな。気の毒だ。渡辺美智雄さんも小渕恵三さんも、小沢君に接した人は不幸になっていく。もう相手にする必要はない。

プーチン大統領は「ヨシはいつ来るんだ」と言った

(ロシアとの北方領土問題の)交渉権は外務省にある。私が交渉するわけにはいかない。そのくらいの分別はある。ただ、役に立つこともあるかも知れない。(ロシアに)行けと言われれば行きますよ。野田佳彦首相との首脳会談でプーチン大統領は私の名前を出して「ヨシはいつ来るんだ」と言ったと聞いた。首相は「調整している」と言ったそうだが、会見では一切出なかった。

自分が行こうと思えばいつでもいける。プーチン氏とは15回も会っている。向こうも何をしているのかと思っているだろう。外務省は嫌がるだろうが、個人的な人間関係でやっていくわけだからね。

首相に五輪開会式出席を

首相がオリンピックの開会式に行けないことは前代未聞だ。行かせないようにする参院自民党の動きを見て、何をやっているのかと思う。自民党時代にも開会式には行っていた。単なる開会式ではない。消費増税は大事だが、2020年の東京招致を決めるには、このロンドンが大事なんだ。民主党の方も全く根回しをしていなかった。

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