2017年11月19日(日)

米ロ復活のフィギュア、羽生に続く選手育成急務

(1/3ページ)
2014/2/26 7:00
保存
共有
印刷
その他

 羽生結弦(19、ANA)とアデリナ・ソトニコワ(17、ロシア)、男女ともに10代選手が金メダリストに輝き、世代交代を印象づけたソチ五輪のフィギュアスケート。ロシアと米国が復権の兆しを見せる一方、ブームのけん引役で実力、人気を兼ね備えた浅田真央(中京大)、高橋大輔(関大大学院)の2人が一線を退くとすれば、日本フィギュア界は世界とどう戦っていくのか。期待を一身に背負う羽生の負担は計り知れない。

エキシビションに出演した日本勢。これからは羽生(右から2人目)が日本フィギュア界をけん引する=写真 柏原敬樹

エキシビションに出演した日本勢。これからは羽生(右から2人目)が日本フィギュア界をけん引する=写真 柏原敬樹

10代選手、高い基礎点に出来栄え点も

 浅田のこの4年間の成長を凝縮したような今大会でのフリー。これほどの演技は2007年世界選手権(東京)以来だろう。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転フリップ―3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)―3回転トーループ……。当時と同じ高難度のジャンプを次々と跳び、ジャンプの浅田を見せつけた。

 浅田は技術の基礎点は高いものの、出来栄え点(GOE)がつきにくい選手だった。一方の金妍児(キム・ヨナ、韓国)は技術点は抑えてGOEを稼ぐ。それが2人の対決を面白くしていたが、時代は変わったと感じずにはいられなかった五輪だった。

 ソトニコワ、5位のユリア・リプニツカヤ(15、ロシア)、4位のグレーシー・ゴールド(18、米国)ら10代選手は高い基礎点を持ちながら、GOEも稼ぐ。新採点システム導入の動きが本格化したのが02年ソルトレークシティー五輪後。彼女らは当時4~7歳、ようやくスケートを始めたころだ。

ロシア勢、独創的なスピンのポジション

 当時の女子トップ選手の3回転ジャンプは「今の基準なら完全に回転不足なものが多い」といわれる。今回8位以内に入った10代選手はいずれもトリプルアクセルを跳べないが、高難度の連続ジャンプに加えて、全種類の3回転ジャンプをマスターしている。一見ノーミスのようでも2つ回転不足と判断された浅田に対し、彼女らは転倒しない限り回転不足にもならない。特にソトニコワ、リプニツカヤのロシア勢2人はスピンのポジションも独創的だった。

今なら有料会員限定記事がすべて読めます!
電子版10日間無料お試しキャンペーンは11月20日まで!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

フィギュアスケートのコラム



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報