2019年5月26日(日)

社員に愛されるCEO 米企業ランキング

(1/3ページ)
2014/4/24 7:00
保存
共有
印刷
その他

forbes

リンクトインでは、ジェフ・ウェイナー最高経営責任者(CEO)が隔週で全員参加の会議を開く。この会議は、ビジネス向け交流サイト(SNS)を手がける同社がカリフォルニア州マウンテンビューに構える本社で1時間にわたり開催され、世界中の26の支社から5000人の社員が見守る。

■調査に回答した社員全員の支持を得る

リンクトインがニューヨーク証券取引所にIPOを果たした時のウェイナーCEO(2011年5月19日)=LinkedIn/NYSE Euronext/Valerie Caviness

リンクトインがニューヨーク証券取引所にIPOを果たした時のウェイナーCEO(2011年5月19日)=LinkedIn/NYSE Euronext/Valerie Caviness

44歳のウェイナー氏は、例えば昨年、ニュースを自動収集する携帯端末向けアプリ「パルス」を9000万ドルで買収したというような重要なビジネスの進展状況について議論したり、新規採用者を社員に紹介したりする。昨年はこの会議で、社員全員にiPadを無料配布すると発表したこともあった。社員全員を参加させ透明性が高い姿勢や、共同作業に重点を置くことが評価され、ウェイナー氏は米国の求人・キャリア情報サイト、グラスドアが発表した「CEO支持率ランキングトップ50人」で首位を獲得した。驚くのは、グラスドアの調査に回答したリンクトイン社員の全員が、創業11年の同社を率いるウェイナー氏の経営方針に賛同したという点だ。

グラスドアがCEO支持率ランキングを発表するのは5年目。ウェイナー氏がリストに登場したのは今年が初めてだ。前年までウェイナー氏の名前が挙がっていなかったのは、社員の評価が低かったためではない。ウェイナー氏を評価するに十分な数の調査が集まらなかったからだと、グラスドアの広報担当、スコット・ドブロスキ氏は説明する。

順位CEO(会社名/分野)
1ジェフ・ウェイナー
(リンクトイン/キャリア)
2アラン・ムラーリー
(フォード/自動車)
3リチャード・エデルマン
(エデルマン/PR)
4ジョン・シュリフスキー
(ノースウェスタン・ミューチュアル/生保)
5ポール・ジェイコブズ
(クアルコム/半導体)
6クレイグ・ジェリネク
(コストコ・ホールセール/卸売)
7ブラッド・スミス
(インテュイット/ソフトウエア)
8ロイド・ブランクファイン
(ゴールドマン・サックス/金融)
9ハワード・シュルツ
(スターバックス/コーヒーチェーン)
10マーク・ザッカーバーグ
(フェイスブック/SNS)

従業員が支持するCEOトップ10(米グラスドア調べ)

評価対象になるには、その会社の社員数が1000人以上で、少なくとも100人の現社員か元社員が2013年2月1日から2014年1月31日の間に調査票を回答しなければならない。今年、評価対象になったのは、200社以上だった。

創業6年のグラスドアはカリフォルニア州サウサリートに本拠地を構え、求人・キャリア関連サイトの中でもユニークな内容で市場を開拓してきた。同社のサイトには求人や給与の情報のほか、口コミの旅行情報サイト「トリップアドバイザー」のような会社レビューも含まれ、最初の30日間は自由に利用できる。その後、継続して利用したい場合は、職場の写真を提供し、給与状況を書き込まなければならないほか、「あなたの会社のCEOの経営方針に賛同していますか」という質問を含む20項目の質問からなる会社の評価をしなければならない。

グラスドアが集めた30万社の会社評価で、CEO支持率の平均は69%だった。(グラスドアは支持率を小数点第1位まで計算しているため、今年のリストでは多くの企業が同点となっている)。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報