湯浅「五輪には出る」 右足首手術後の心境語る

【インスブルック=共同】アルペンスキー男子のエースでソチ冬季五輪代表の湯浅直樹(スポーツアルペンク)が22日、骨折した右足首の手術(20日)後、初めて心境を語り「(執刀医には)とても小さな確率で五輪に出られると言われたが、自分は(間に合うと)百二十パーセント信じないといけない。五輪には出る」と早期回復へ強い意欲を示した。
同日にインスブルックで患部を屈伸させるなど、トレーニング施設でのリハビリを開始。足の甲からくるぶしまでが腫れ、指の感覚が鈍い状態だが痛みはないという。約2週間リハビリを続け、骨の接合具合を再検査する。
2006年トリノ五輪7位入賞の湯浅は、昨季のワールドカップ(W杯)男子回転で3位に入るなど、ソチではメダルを狙える実力をつけた。2月22日の男子回転を見据え「イメージはいい。W杯の最近2レースは調子が悪かったけど、こうなってしまったことで逆に一区切りできた。(出場できれば)このフラストレーションをうまく爆発させられると思う」と活躍を誓った。
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