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東北新幹線が通常ダイヤに 半年ぶり全面復旧

東日本大震災で大きな被害を受けた東北新幹線が23日、震災前の通常ダイヤに戻った。復旧作業の完了により一部区間の徐行運転を解消。最高時速300キロのE5系「はやぶさ」の東京―新青森間の所要時間は、半年ぶりに20分短い最短3時間10分に戻った。また一つ刻まれた"復興の象徴"に乗客らの笑顔が広がった。

通常ダイヤに戻ったのは東北新幹線のほか、一部で線路を共用する秋田新幹線。東京駅発着本数は前日までより6本増えて167本に。秋田新幹線「こまち」は28分短い同3時間50分で東京―秋田間を結ぶ。

JR東日本は全面復旧を祝い、新幹線の主要駅で乗客らに新幹線グッズや地元特産品などを配った。東京駅で23日朝、E5系をかたどったバッジをもらった千葉市の無職、田中実さん(83)は青森県に長期出張中の長男に「はやぶさ」に乗って会いに行くといい、「東北との距離が短くなるのはうれしい」と笑顔。

宮城県名取市で開かれるチャリティーコンサートの観覧に向かう東京都多摩市の小学校教員の女性(56)は「ダイヤが元に戻ることで日帰りでも行きやすくなり、精神的にも首都圏と被災地が近くなる」。仙台市の作並温泉に友人と2人で旅行に行く横浜市の主婦(45)は「被災地でお金を使って元気になってもらおうと、目的地を宮城に決めた」と話した。

東北新幹線は3月5日、新型車両E5系による「はやぶさ」の運転を開始。しかし6日後の震災で、埼玉県から岩手県にかけて約1200カ所の電柱や高架橋などが損傷し全面運休となり、4月7日以降の余震でも約550カ所が損傷した。

復旧作業には全国の鉄道会社などからの支援も合わせ1日最大8500人を動員。運転する区間を順次拡大し、4月29日に東京―新青森間の全線での運転を再開。徐行区間は少しずつ解消してきたが、被害の45%が集中する福島―一ノ関(岩手県)間(約170キロ)は、通常は時速275~300キロの運転速度を同210キロ以下に落としての運転が続いていた。

JR東日本は、2013年春には国内最速の時速320キロ運転を目指すことにしている。

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