2019年5月20日(月)

同期 スリープ 環境設定…「ウィンドウズ8」新機能を試す
フリーライター 竹内 亮介

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2011/9/24 7:00
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米マイクロソフトはカリフォルニア州アナハイムで行った開発者向けイベント「BUILD Windows」で、次期OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8」の機能を試せる「Windows 8 Developer Preview」(ウィンドウズ8DP)を発表した。

これを使い、前回はタッチ操作を中心にユーザーインターフェースがウィンドウズ7からどのように進化したのかをチェックした。今回はユーザーにとって便利と思われる新しい機能を中心に検証してみた。

■複数のパソコンを同じ状態に保つ「Sync PC」

タッチに最適化したユーザーインターフェース「メトロ」以外にもさまざまな新機能を取り入れた「ウィンドウズ8」

タッチに最適化したユーザーインターフェース「メトロ」以外にもさまざまな新機能を取り入れた「ウィンドウズ8」

まず「一番便利そうだな」と感じたのが「Sync PC」だ。複数のパソコンで壁紙など各種表示の設定、最新ユーザーインターフェースの「Metro(メトロ)」で使用するアプリ、インターネットエクスプローラーの設定や入力したID、パスワードなどを同期する機能を備える。

今までは複数のパソコンを使う場合、それぞれのパソコンにソフトウエアをインストールしたり、各種設定をUSBメモリーなどでコピーしたりする必要があったが、ウィンドウズ8ではそれが不要になる。

ウィンドウズ8DPではログイン時に、マイクロソフトのネットサービス「Windows Live(ウィンドウズライブ)」のIDとパスワードの入力を要求する。おそらくはウィンドウズライブのネットストレージ「SkyDrive(スカイドライブ)」を利用して各種データをネット上に保存し、そのデータを利用して同期作業を行う仕組みなのだろう。

コントロールパネルからアクセスできる「Sync PC」の設定画面。同期する項目も選択できる

コントロールパネルからアクセスできる「Sync PC」の設定画面。同期する項目も選択できる

グーグルの「Andoroid(アンドロイド)」OSは、グーグルのアカウントとパスワードでログインするだけで、購入したばかりの端末を従来使っていた端末とまったく同じ環境にできる仕組みを備える。Sync PCも大枠は同じだと考えて良さそうだ。

■「スリープ」状態でも最新情報収集

「Connected Standby(コネクテッド・スタンバイ)」という新しく追加されたスリープモード(消費電力を低減する機構)も面白い。

従来のスリープモードでは、アプリケーションの動作は中断した状態のままで維持され、ユーザーが電源ボタンを押したり復帰時間を設定したりしないかぎりは復帰しなかった。

コネクテッド・スタンバイでは、スリープモードを維持しながらも一定のタイミングで復帰してインターネットに接続し、必要な情報を収集したのちにスリープ状態に戻るという。

いつパソコンをスリープモードから復帰させても、最新の状況が表示される

いつパソコンをスリープモードから復帰させても、最新の状況が表示される

たとえば、寝る前に作業を終了してスリープモードにしても、朝起きたときには最新の情報をすぐに確認できるというわけだ。メトロには、スタート画面の細長い部分に最新情報を表示する機能を備えるので、それぞれのメリットを生かすような使い方ができそうだ。

ただ、ネットワークアダプターやマザーボード、アプリなど広範な範囲で適合性を求められる機能のようで、今まで使ってきたウィンドウズ7のパソコンにウィンドウズ8をインストールすればすぐに使える、というものではない。ウィンドウズ8をプリインストールしたパソコンでない場合は、メーカー側の対応を待つ必要もありそうだ。

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