2019年6月24日(月)

ホンダがジェット機の販売活動強化、1号機は完成近し

2013/10/23付
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ホンダの航空機事業子会社である米Honda Aircraftは、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の販売サービス活動を強化する。2013年10月17日に完成した同社の「カスタマサービスセンター」に、技術サポートや技術トレーニング、修理などのサービス機能を整えた。

Honda Aircraftは、米国ラスベガスで開催中の「National Business Aviation Association(NBAA)2013」でHondaJetプロジェクトの進捗状況を公表した。

同社の本社敷地内に竣工したカスタマサービスセンターは、HondaJetに関するサービス・プログラムの販売や管理、技術サポート、技術トレーニング、修理および重整備などの役割を担う。このセンターの完成により、Honda Aircraftの敷地面積は約5万6200m2(平方メートル)以上となる。

カスタマサービスセンターの外観(左)と内部(右)(写真:ホンダ)

カスタマサービスセンターの外観(左)と内部(右)(写真:ホンダ)

Honda Aircraftと、ホンダの米金融事業会社であるAmerican Honda Financeは、HondaJetの顧客向けに融資プログラムの提供を始める。この金融サービス事業はHondaJetの納入前に開始する予定で、2014年早々にプログラムの詳細を発表する。

Honda Aircraft 社長兼CEO(最高経営責任者)の藤野道格氏はHondaJetの今後について、「HondaJetは米国と欧州の航空当局による型式認定に向けて着実に進展している。今後数カ月以内に連邦航空局(FAA)の検査承認を受けられる見込み」とした。

同社はHondaJetに関して、2013年7月に米国バージニア州にある米国航空宇宙局(NASA)の施設で、浸水滑走路におけるエンジンの水吸い込み試験を実施した。さらに、同年9月には米国フロリダ州にある世界最大規模の環境試験設備を用いた、マイナス40度の寒冷下でのシステム試験、エンジン始動、電気系およびアビオニクス(航法用電子システム)などの機能試験を実施した。

浸水滑走路におけるエンジンの水吸い込み試験の様子(写真:ホンダ)

浸水滑走路におけるエンジンの水吸い込み試験の様子(写真:ホンダ)

マイナス40度の環境での機能試験の様子(写真:ホンダ)

マイナス40度の環境での機能試験の様子(写真:ホンダ)


認定試験用6号機を用いて全機構造疲労試験も進めており、納入前には機体寿命の3倍に相当する試験を行う予定だ。量産工場では現在、6機の組み立て作業が進行中で、量産1号機は完成間近としている。

(Tech-On! 赤坂麻実)

[Tech-On! 2013年10月22日掲載]

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