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自然の力も使い店舗のCO2大幅削減、大和ハウス

大和ハウス工業は、省エネ・創エネと自然の力を生かした換気・照明を組み合わせてCO2(二酸化炭素)排出量を大幅に削減する店舗向け建築「D's SMART STORE(ディーズ スマート ストア)」を開発。2012年5月11日に名古屋市内で実証実験を開始した。

自然の力を生かしながら、創エネ・省エネを行い、全体を制御する「エネルギーマネジメント」を組み合わせ、CO2排出量を一般的な店舗比で約39%削減できる。

ハックドラッグ小塚店の外観(写真:大和ハウス工業)
ハックドラッグ小塚店の店内(写真:大和ハウス工業)

実証実験は、CFSコーポレーションが運営するドラッグストア「ハックドラッグ小塚店」(所在地:名古屋市中川区)で実施する。自然の光を取り込む「光屈折フィルム」や「光ダクト」、人のいる所だけを空調する「置換空調システム」などを採用した。

光屈折フィルムで外光を取り込む「ハイサイドトップライト」(写真:大和ハウス工業)
越屋根の仕組み(資料:大和ハウス工業)

自然光の利用では、採光のための窓「ハイサイドトップライト」と越屋根を設置。太陽光を光屈折フィルムで屈折させて天井に当て、さらに周囲の反射材で室内に拡散させる。これによって店舗内の照明電力を42%削減できる。光ダクトは、鏡の筒による光伝送道を設け、店舗の奥の壁面全体を均一に照らすようにする。

鏡の筒で外光を取り込む「光ダクト」(写真:大和ハウス工業)
光ダクトの断面図イメージ(資料:大和ハウス工業)

置換空調システムは、人が活動する床上約2mの領域のみを空調することでエネルギー消費量を削減。さらに冷房時に、熱い空気を越屋根上方の換気口から排出することで冷房効果を高める。夏の冷房時で約25%、冬の暖房時で約5%の省エネ効果が期待できる。

置換空調システム(資料:大和ハウス工業)
太陽光発電システム(写真:大和ハウス工業)
埋め込みLED照明(写真:大和ハウス工業)

D's SMART STOREは、法人向け建築物で2020年までに環境負荷ゼロを目指す「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」の一環。施工コストは、従来の一般的な店舗と比べて約3割程度高くなる。

ハックドラッグ小塚店
所在地:愛知県名古屋市中川区小塚町62-1、発注者:CFSコーポレーション、設計者:大和ハウス工業、施工者:大和ハウス工業、竣工時期:2012年4月27日、オープン時期:2012年5月11日、主構造:鉄骨造、階数:地上1階、延べ床面積:835.2m2
[ケンプラッツ2012年5月22日掲載]

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