タクシーが届けるAED、大阪で7月から実験

2014/5/23付
保存
共有
印刷
その他

2014年5月22日に開催された説明会(写真提供:ヘイロー・ネットワーク・ジャパン)

2014年5月22日に開催された説明会(写真提供:ヘイロー・ネットワーク・ジャパン)

人命にかかわる緊急時に、AED(自動体外式除細動器)をタクシーが届ける 「カモン(Come on)AED!」という実験サービスが、2014年7月に始まる。

実験サービスを実施するのは、日本救護救急財団、フィリップス エレクトロニクス ジャパン、大阪地区で「ヘイロー」を採用するタクシー会社14社・組合と、ヘイロー・ネットワーク・ジャパン。日本救護救急財団らは、2014年5月22日に大阪市内で記者会見を開いた。

実験サービスでは、フィリップス製のAED50台をタクシーに搭載し、ヘイローが提供するスマートフォン(スマホ)アプリ経由で、AEDを搭載するタクシーを呼び出せるようにする。具体的には、ヘイローアプリに設けたAED呼び出し機能をオンにすることで、AEDを必要とする場所の近くにいるタクシーが駆け付ける仕組みである。

AEDは、都市中心部の公共施設に置かれているものが多いことから、住宅地の設置数が比較的少ないうえ、早朝や夜間には施設自体が閉まっていて使えないケースがある。一方、タクシーは 24時間365日稼働しており、時間の制約や場所の偏在という課題を解決できる期待がある。実験を通じて、恒常的なサービスとして実施できるか検討するという。

今回の取り組みは、AED設置10周年に伴う「減らせ突然死プロジェクト」の一環として実施される。実験期間は、7月1日から2カ月の予定。

(日経BPイノベーションICT研究所 菊池隆裕)

[ITpro 2014年5月22日掲載]

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]