シャープ、米太陽光発電会社買収で合意 260億円で

2010/9/22付
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シャープは22日、米国の太陽光発電所開発会社リカレント・エナジー(カリフォルニア州)を最大3億500万ドル(約260億円)で買収すると発表した。リカレント社は米やカナダで合計約200万キロワットに上る開発案件を持つ。シャープは同社のノウハウを取り込んで太陽光発電事業の収益源を多様化するほか、太陽電池の拡販にもつなげる狙い。

リカレント社は2006年の設立。太陽光発電所の開発会社として用地の選定からプラントの建設まで手掛け、電力会社や投資ファンドなどに発電所を販売している。シャープは米投資ファンドなどリカレント社のすべての出資者から買収の同意を得ており、年内に完全子会社にする計画だ。

シャープは太陽電池販売では09年実績で国内では最大手、世界では3位。ただ、米国や中国メーカーの新規参入でシェアは漸減傾向にあるうえ価格競争も厳しい。太陽電池単体での販売だけでなく、発電所の建設や運営など周辺事業も一体として手掛けることで商機を広げる考え。

リカレント社の買収により同社の開発案件を継承するだけでなく、ノウハウを活用して開発事業を拡大。既に太陽電池生産から発電所の開発まで一貫して手掛けている米ファーストソーラーなどの競合相手を追撃する。

シャープはほかにも欧州・地中海沿岸ではイタリアの電力会社エネルなどと合弁で16年末までに合計50万キロワット以上の太陽光発電所を造る計画。タイでは11年末までの稼働を目指す発電容量7万3000キロワットと世界最大規模の太陽光発電所の建設と、同発電所への太陽電池供給を受注している。

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