独ボッシュ、自動運転を実演 精度十数cmで位置推定

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2013/6/21付
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独ボッシュは、自動運転車の試作車を報道関係者に公開、同社テストコースで実演した。あらかじめ用意したテストコース内の地図情報と、周囲の環境を検知するセンサーの情報を照合しながら、十数cmの高い精度で自車位置を推定して実現する。ドイツのアウトバーン(高速道路)で公道実験も始めている。

自動運転車の外観。屋根に置くのが360度を検知するレーザーレーダー

1周目は追従走行(写真)で、2週目は単独走行を実演

ボッシュが2013年6月中旬にドイツで開催した報道関係者向けの技術戦略説明会「61st International Automotive Press Briefing 2013」で披露した。独BMWの「3シリーズ」のワゴンを改造した試作車で実演したが、BMWと共同開発したわけではなく、ボッシュが単独で開発した。

試作車には、車両の屋根に周囲360度の3次元空間の距離を測る米ベロダイン製のレーザーレーダーとGPSアンテナを置く。これらは他社からの購入品だが、ほかはすべて自社で開発したセンサーを使う。250m程度の長距離を測れる77GHz帯ミリ波レーダーを前後に2個、100~160mの中距離用で同じ帯域のミリ波レーダーを前後左右に6個、さらに単眼カメラとステレオカメラを前に1個ずつ配置した。GPSで大まかな位置を把握したうえで、センサー情報と地図情報を照合しながら十数cmの精度で自車位置を推定する。

実演は、ボッシュの技術者2人が運転席と後席に座り、体験者が助手席や後席に座る形で実施した。インストルメントパネルに設置したモニターにセンサーで検出した障害物や、目的地までの進路を地図上に表示し、車両がどう判断し、どう動くのか体験者に分かるようにしてある。

まずテストコース内の指定の位置までボッシュの技術者が運転。その後、グローブボックスに置いたボタンを押すと、自動運転に切り替わった。そして市街地を簡単に模擬したテストコースを2周。1周目は前方の車両に追従しながら走った。これは「交通量が多い市街地で走れる実力がある」(ボッシュ)ことを示すためである。

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