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坂道ランは気力と根性じゃない 前傾姿勢で楽々
ランニングインストラクター 斉藤太郎

(1/4ページ)
2012/11/28 7:00
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坂道は気力と根性だ。苦しい顔をして自分をさいなみ、克服する青春ドラマの映像が焼き付けられている方は、潜在的にそう思い込んでしまいがちです。上り坂も下り坂も、そういうことではなく、力を持続させて楽に走るコツがあります。コツをつかむことで、苦手意識から解放されるかもしれません。

上り坂、おへそを前方斜め下に押し出す感じで

上り坂が視界に入ってくると、緊張感が高まります。無意識に肩に力みが生じ、上体が硬直する。坂は我慢して力で上るものだというモードに入ってしまうのです。

そして早く上り終えたいという焦りから視線は頂上に向けられ、顎が上がり、のけ反る姿勢に。気持ちは前に進もうとしているのに、後ろに崩れたフォームに陥ります(写真1)。これでは一時的には頑張れても、持続できません。

効率よく楽に上るためには、まず肩を下げて、深く息を吐くことを心掛けましょう。視線は3~5メートル程度前に落ち着かせて、体全体が前傾姿勢を描くようにします。おへそを前方斜め下に押し出す感じです(写真2)

おへそから出る矢印の方向(→)にボールを投げたとしたら、前に弾んで上っていくだろうなぁというイメージを持って走るといいでしょう(写真3)

上り坂に対する意識のチェンジをまとめると…(表A)

×「上に登ろう」「視線を上」「脚を上げる」「蹴る」

「体を前方斜め下に崩し続ける」「地面に体重を乗せる」「足を置いていく」

こんな意識改革をしてみてください。電車に例えると、今までは通常の電車で上ろうとしていたかもしれません。これでは重心が後ろに残っていて非効率的です。

これからはケーブルカーのように、斜面に対して重心を前に崩して着実に一歩一歩上っていくということです。

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