2019年1月22日(火)

崖地に津波避難シェルター、高知県室戸市で建設

2013/3/22付
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高知県室戸市内の崖地に建設する津波避難シェルターのイメージ(資料:高知県)

高知県室戸市内の崖地に建設する津波避難シェルターのイメージ(資料:高知県)

高知県は南海トラフ巨大地震の発生に備え、室戸市内に津波避難シェルターを設置する。地震発生時に大規模な津波の到来が予想される同市内の集落の崖地に、トンネルと立て坑からなる施設を建設する。県は2013年度の当初予算案に、施設設計費や地質調査費など計6050万円を計上した。3月中旬時点では、県議会で審議中。

津波避難シェルターは、横穴式のトンネル(幅3m、延長約50m)とらせん階段を備えた立て坑(直径3m、高さ20m程度)で構成し、二重の止水扉や非常用電源、換気・照明設備などを設ける。収容人数は100人程度で、概算工事費は2億800万円。2013年度にトンネルや立て坑、換気・照明設備、止水扉などの設計を行うほか、ボーリングなどの地質調査も実施する。

建設予定地の室戸市佐喜浜町都呂地区は、海岸沿いの急峻(きゅうしゅん)な地形に住宅が密集している。治山事業で整備した擁壁が多数存在することから、既存の避難場所の拡充が難しいとされる地域だ。人口268人のうち65歳以上が4割に達し、住民の高齢化も進行していることから、体力的な負担が少なく短時間で避難可能な施設の整備が課題となっていた。高知県は、2012年4月に有識者らで構成する技術検討委員会を設けて、施設整備の検討を開始。2012年12月から2013年1月にかけて地元で調整を進めてきた。

(日経コンストラクション 谷川博)

[ケンプラッツ 2013年3月21日掲載]

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