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八ツ場ダムが本体着工へ 「中止表明」以降、初の工事公告

群馬県長野原市に建設される八ツ場(やんば)ダムの本体工事に用いる作業ヤードの造成など3件の工事の入札が公告された。ダム本体の関連工事の契約手続きを始めるのは、2009年に当時の前原誠司国交相が事業中止の方針を表明して以来、初めて。公告は、国土交通省関東地方整備局が2013年5月17日に行った。

公告したのは、(1)「八ツ場ダム本体左岸上部掘削工事」と(2)「骨材プラントヤード造成工事」、(3)「盛土造成地線改良工事」の3件。(1)は本体の工事に必要な作業ヤードをダムの左岸に造成する工事で、(2)は堤体(ていたい)のコンクリートに使用する骨材の製造プラントを設置するヤードの造成。(3)の工事で、コンクリートのプラントまで骨材を運ぶ道路の一部を整備する。

工期は、(1)の工事が2014年9月30日まで、(2)と(3)が14年3月31日まで。工事費は、それぞれ2億円から3億円未満になる見込みだ。

入札への参加申し込みは、いずれも2013年5月31日まで。同7月31日に開札する。価格に加えて簡易な施工計画の提案を求める総合評価落札方式で落札者を決定する。

入札への参加資格は、本店や支店、営業所のいずれかが群馬県内にある建設会社で、関東地方整備局の格付けでC等級の建設会社であること。(1)の工事については、B等級の建設会社の参加も可能となっている。

関東地方整備局は2013年度予算に、八ツ場ダム建設事業として87億5200万円を計上。2013年5月15日に予算が成立したのを受けて3件の工事を公告した。計上した八ツ場ダムの建設事業費のうち、関連工事の費用として盛り込んだのは約18億円。

公告した3件の工事のほか、2013年度は吾妻川を仮締め切りして仮排水トンネルに転流する工事などを発注する。「残る約70億円の事業費は付け替え道路の整備や用地補償など、主に地元の生活再建に向けて確保した」(同整備局)。

(フリーライター 山崎一邦)

[ケンプラッツ 2013年5月21日掲載]

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