2019年2月16日(土)

170万人が熱狂、「リアル脱出ゲームTV」 ネットと連動
ブロガー 藤代 裕之

(1/3ページ)
2014/1/24 7:00
保存
共有
印刷
その他

ドラマと同時進行で視聴者がウェブから謎解きに参加するTBSの「リアル脱出ゲームTV」。最大で170万人が参加するなど大きな反響を呼ぶ、インターネットとテレビの連携番組だ。視聴者の参加を促すためのヒントは意外にもテレビとしてのこだわりだった。

■学生が面白い番組と教えてくれた

リアル脱出ゲームTVを知ったのは大学生からの情報だった。

「リアル脱出ゲームTV」のホームページ

「リアル脱出ゲームTV」のホームページ

授業で、日本テレビ「JoinTV」でのエヴァンゲリヲン連動企画や日本テレビとNHKの合同企画「TV60 NHK×日テレ(日テレ×NHK)60番勝負」などのテレビ局のソーシャルメディア連動の取り組みを取り上げた。授業後に回収したリアクションペーパーに複数の学生が「今日紹介されていなかったが、リアル脱出ゲームTVが面白い」と書き込んでいたのだ。一部を除いてテレビの話題に対して反応は鈍い学生が複数勧めてくるのは珍しく、関心を持った。

「ソーシャル連動も大事ですが、まずエンターテインメントとして面白いことにこだわっています。番組の中に入り込んでもらって、物語の主人公になれる工夫をしている。見るテレビではなく、体験するテレビ」。番組を担当する東京放送ホールディングス次世代ビジネス企画室の中島啓介プロデューサーは、意外なことに番組の面白さを繰り返した。

TBSは若者向けのテレビにどう取り組むか、ソーシャルメディアとの連携をどう行うのか試行錯誤を続けている。2012年9月には深夜番組としてトークバラエティー生番組「大炎上生テレビオレにも言わせろ!」を放送。LINEやニコニコ動画との連携を行っている。

リアル脱出ゲームTVは13年1月に深夜番組として第1弾が放送された。お笑いタレントのバカリズムが、覆面姿の謎のテロリストにふんして出題する謎に対して警視庁のSAT隊長らが立ち向かうというドラマとクイズが組み合わされたものだ。この謎解きに視聴者がネットから参加できる。

■ネットで熱狂が伝播する

ネットからの参加者は1回目が31万人で、正解率は1.8%だった。2回目24万、3回目172万。2014年の1月3日に放送された4回目は109万で、正解率は9.9%だった。4回目に伸び悩んだのは利用者が殺到してサーバーが落ちたことが原因だ。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報