2019年2月22日(金)

「和製グーグルグラス」が登場 わずか48グラム

2014/4/22付
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ウエラブル機器用ソフトウエアや関連システムなどの開発を手掛けるウエストユニティスは、新しいヘッドマウントディスプレー(HMD)を開発した。

ウエストユニティスが開発したHMD

米Google(グーグル)のHMD「Google Glass」と同じ片眼型。2次電池を含んだ重さは48gで、専用フレームやレンズを含めても100g未満と軽い。

映像表示部には、オリンパスが開発した、HMDの映像表示部の厚さを瞳孔の直径よりも薄くする「瞳分割方式」と呼ぶ光学技術を採用する。映像表示素子には米Kopinの液晶パネルを採用する。画素数はWQVGA(約400×240)。

瞳に対する映像表示部の位置合わせのために、HMD本体と表示部を接続する部分を曲げられる構造にして、装着者が表示部の位置を自由に変えられるようにした。

OSには「Android 4.2」を採用する。無線通信機能として、Bluetooth 4.0と無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)に対応。音声認識と、側頭部にあるタッチパッドで操作する。3軸の加速度センサーとジャイロセンサー、地磁気センサー、計9軸のセンサーを搭載する。200万画素のカメラで、1920×1080画素、30フレーム/秒の動画を撮影できる。生活防水にも対応したという。

内蔵2次電池による動作時間は、重い処理、例えばHD動画をカメラで撮り、それを無線で外部に送信し続けた場合、約1時間だという。内蔵2次電池の容量は300mAhほどである。2次電池は交換可能。キャパシタを内蔵しているので、3分以内であれば、HMDを動作させながら、電池を交換できるという。

アプリケーションプロセッサーや表示素子などの半導体部品は海外企業のものだが、内蔵電池などのその他の部品の多くに日本製品を採用したという。製造も、日本の受託製造サービス(EMS)が手掛けている。

工業デザイナーで、アイモ代表取締役の大浦一成(大浦イッセイ)氏が外観デザインを担当した。フレームには「βチタン」を採用している。

ウエストユニティスは、開発したHMDをまずは業務用途に適用したい考え。例えば、工場や整備現場において、手順書などを見ながら作業する利用シーンを想定する。

2014年初夏に法人向け販売を始める予定で、単体の価格15万円(税別)。ただしウエストユニティス提供のウエラブル機器用ソフトウエアを使用したシステム内で利用するユーザーに対しては、12万5000円(税別)で販売する。2014年内に5000台、2015年には1万台の出荷を目指す。

(日経エレクトロニクス 根津禎)

[日経テクノロジーオンライン 2014年4月21日掲載]

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