2018年12月12日(水)

年収40万円ダウン、スキルはプロ未満 「ITキャリア」3万人調査(1)

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2010/12/27 7:00
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図4 回答者のスキルレベルの分布

図4 回答者のスキルレベルの分布

本調査では恒例として、レベル1に達しない「未経験」を加えた8段階でスキルを自己診断している。未経験とレベル1~2を「エントリレベル(上位レベルの指導の下で職務の課題を発見・解決する)」、レベル3~4を「ミドルレベル(自らのスキルを駆使して課題を発見・解決できる)」、レベル5~7を「ハイレベル(社内外でビジネスをリードできる)」に区分している。

全回答者のスキルレベルの分布を見ると、回答者の49.1%が「エントリレベル」である(図4)。平均レベルは「2.8」。2009年が2.9、2008年が2.8であり、ITエンジニアの2人に1人が上位指導者を必要とするという「プロ未満」である状況は変わっていない。一方の「ハイレベル」の回答者は全体の3.4%にとどまる。

ITエンジニアを全部で12通りの職種別に見ると、平均レベルが最も高い職種は「コンサルタント」で、平均レベルは3.7である(図5)。次いで「プロジェクトマネジメント」(平均レベルは3.5)、「ITアーキテクト」「エデュケーション」(同3.4)と続く。一方、最も平均レベルが低いのは運用業務を担う「ITサービスマネジメント」で、値は2.1である。

図5 職種別に見たスキルレベルの分布

図5 職種別に見たスキルレベルの分布

全12職種で平均レベルが全体平均の2.8を超える職種は7職種と半数以上あった。だが、人数が1万1974人と回答者の3分の1を占める「アプリケーションスペシャリスト」の平均レベルは2.7で、全体平均より0.1ポイント低い。業務アプリケーションの開発者であるこの職種のレベル底上げは急務といえよう。 (次回に続く)

(日経コンピュータ 井上英明)

[日経コンピュータ2010年11月24日号の記事を基に再構成]

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