2019年3月24日(日)

インテル新CPU、比較テストでわかった実力と弱点 「Sandy Bridge」入門(下)
フリーライター 竹内 亮介

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2011/1/22 7:00
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1月9日に発売されたばかりの新CPUやマザーボードを使い、性能をチェック

1月9日に発売されたばかりの新CPUやマザーボードを使い、性能をチェック

米インテルが1月5日に発表した新世代のCPU「コアiシリーズ」(開発コード名はSandy Bridge)は、複数の主演算回路(コア)とグラフィックス機能を一体化するなど、旧コアiシリーズから内部構造(アーキテクチャー)を一新した。多くのパソコンメーカーが2011年春モデルから採用し始めており、その性能は大いに気になるところだ。そこで今回は、デスクトップパソコン用の新コアiを使い、処理性能が旧コアiに比べてどれだけ向上したかを検証した。

テストしたデスクトップパソコン向けの新コアiは、CPU内に4つのコアを内蔵する「コアi7-2600」と、同じく4コアの「コアi5-2400S」の2製品。コアi7-2600は発表された新コアiシリーズの中では最上位クラスで実売価格は2万7000円前後。コアi5-2400Sはシリーズ中では最も動作周波数が低い低消費電力タイプで、実売価格は1万8000円前後だ。

■比較対象は旧コアiシリーズの2製品

比較対象の旧コアiは、09年9月発売で4コアの「コアi7-860」と、10年1月発売で2コアの「コアi5-650」の2製品を用意した。

新コアiシリーズの「コア i7-2600」(左)と「コア i5-2400S」

新コアiシリーズの「コア i7-2600」(左)と「コア i5-2400S」

旧コアiシリーズの「コア i7-860」(左)と「コア i5-650」

旧コアiシリーズの「コア i7-860」(左)と「コア i5-650」

コアi7-860は発売当初の価格が3万円弱で、今回のコアi7-2600に近い価格帯に位置していた。また、どちらも1つのコアで同時に2つの命令を処理する「ハイパースレッディング」という高速化技術を採用しており、新旧製品の性能を比較するにはちょうどいいはずだ。ただし、コアi7-860はグラフィックス機能を内蔵していないため、テスト用のマザーボードには米エヌビディアの低価格なグラフィックス用GPU「GeForce GT 430」搭載のビデオカードを外付けしている。

もう一方のコアi5-650も、発売当初は今回のコアi5-2400Sと同価格帯で売られており、シリーズ内の序列も近い。演算処理を行うメーンチップとグラフィックス用チップを1つのCPU上に並べて封入した構造となっており、新コアiの目玉であるCPU内蔵グラフィックスと比べて、グラフィックス性能がどれだけ上がったかが比較のポイントとなる。

今回のテストに使ったCPUの主な仕様
シリーズ新コアi旧コアi
製品名コア i7-2600コア i5-2400Sコア i7-860コア i5-650
動作周波数3.4ギガHz2.5ギガHz2.8ギガHz3.2ギガHz
ターボブースト時の上限周波数3.8ギガHz3.3ギガHz3.46ギガHz3.46ギガHz
コア数4442
ハイパースレッディング対応非対応対応対応
グラフィックスチップ搭載(一体化)搭載(一体化)非搭載搭載(封入)

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