デザインや音質重視、HP高級ウルトラブックの出来栄え
フリーライター 竹内 亮介

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2012/4/21 7:00
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日本ヒューレット・パッカード(HP)が3月30日に発売した「ENVY14-3000 SPECTRE」は、デザインを重視した高級感のある「ウルトラブック」だ。ガラスとマグネシウム合金を組み合わせた筐体(きょうたい)を採用するなど、他社のウルトラブックと比較して外観に大きな特徴がある。それだけに実勢価格は13万5000円前後からと、10万円前後の製品が中心の一般的なウルトラブックより高価だ。

日本HPのウルトラブック「ENVY14-3000 SPECTRE」

日本HPのウルトラブック「ENVY14-3000 SPECTRE」

最近は国内外メーカーからさまざまなウルトラブックが登場しているが、サイズや液晶パネルの制限もあり、どうしても似たようなデザインになってしまうことが多いようだ。SPECTREは外観の美しさを強調しているが、はたして使い勝手はどうか、筐体の頑強さに影響しないのかなどを検証してみた。

■ガラス素材を各所に配した外観

SPECTREは、デザインや音響効果などを重視するユーザー向けの最上位ブランド「ENVY」に属するノートパソコンだ。2つのモデルがあり、SSD(半導体ディスク)が128ギガバイトでCPU(中央演算処理装置)にミドルレンジ向けの「Core i5」を搭載する量販店モデルは、実勢価格で13万5000円前後。SSDが256ギガバイトでCPUが上位の「Core i7」を搭載する直販モデルの価格が15万9810円。試用したのは量販店モデルである。

天板と液晶保護パネルにはキズが付きにくいガラス素材を使用

天板と液晶保護パネルにはキズが付きにくいガラス素材を使用

電源が入っているときは天板の「hp」というロゴが白く輝く

電源が入っているときは天板の「hp」というロゴが白く輝く

最大の特徴は、ガラス素材を各所に配したデザイン性の高さだろう。

天板や液晶面の保護パネル、パームレスト、さらにはタッチパッドにガラス素材を配しており、光の透過状況にもよるが、透明感のある優れたデザインを採用している。

電源を入れると天板下部分にある「hp」のロゴが白く輝きながらぼんやりと浮き上がって見えるのも美しく、高級感がある。

枠が狭いので、14インチワイド液晶を装備しながら、13.3型ワイドパネル搭載機とほぼ同等の大きさになった

枠が狭いので、14インチワイド液晶を装備しながら、13.3型ワイドパネル搭載機とほぼ同等の大きさになった

ただ、天板方向からやや力を入れて押すと液晶面に波のような文様が表れて、液晶パネル自体に力が加わっていることがわかる。ガラスといってもやや柔らかめな素材のようで、割れる心配はなさそうだが、押しつけられる方向で強い力が加わる場合はどうなるかとやや心配ではある。

液晶パネルのサイズは14インチワイドだが、パネルの左右の枠が実測値で6ミリとかなり狭いため、ノートパソコン本体も幅327ミリ、奥行き221ミリと13.3型ワイド液晶を搭載した機種と大きさはほとんど変わらない。バッグに入れて持ち歩くときには重宝するはずだ。

液晶の表示部分と枠は保護ガラスですべて覆われており、段差がない。枠の深い黒とガラスの透明感がマッチしており、真っ黒の壁紙を使うとまるで液晶部分全体がデスクトップのような、あるいはデスクトップが宙に浮いているような不思議な印象を受ける。

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