スマホから多画面に展開 テレビを狙う携帯会社
ジャーナリスト 石川 温

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2013/2/21 7:00
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携帯電話会社による「テレビ」への取り組みが加速している。いずれも家庭内にあるテレビを"スマートフォン(スマホ)化"し、家庭でスマホ向けコンテンツを楽しめるようにしている。携帯電話会社はスマホ向けのサービスをテレビに展開し、多様なコンテンツを複数のディスプレーから利用する「マルチスクリーン化」に打って出る。

KDDIの「Smart TV Stick」。フリスクサイズの機器をテレビにつないで利用する

KDDIの「Smart TV Stick」。フリスクサイズの機器をテレビにつないで利用する

■小型端末でスマホと同じコンテンツを利用

KDDIはCATV向けに「Smart TV Box」と呼ぶグーグルのOS(基本ソフト)Androidを搭載したセットトップボックス(STB)を開発し、ジャパンケーブルネットを通じて提供している。2月23日からは「Smart TV Stick」というAndroid搭載の小型機器を発売する。

清涼菓子「フリスク」サイズの機器をテレビに接続するだけで、映画や音楽、ウェブ閲覧、アプリの実行などスマホで定番となった各種サービスをテレビ画面で利用できる。KDDIでは、スマホ向けに「ビデオパス」と呼ぶ、定額料金で見放題の動画サービスや、「うたパス」という定額料金の音楽配信サービスを提供してきた。

新型機の提供により「スマホの楽しみがテレビに広がる」(KDDI商品統括本部サービス企画本部の小林昌宏本部長)として、同じコンテンツを様々なデバイスで使える「マルチデバイス戦略」を加速させる計画だ。例えばテレビで見ていたコンテンツの続きをスマホで見るといったサービスにも対応していく。

KDDIのSmart TV Stickはスマホの画面に表示されたパッドでテレビ画面を操作する

KDDIのSmart TV Stickはスマホの画面に表示されたパッドでテレビ画面を操作する

この小型機器はジャイロ(角速度)センサーを内蔵した専用リモコンで操作する。リモコンの操作でテレビ画面上にあるカーソルを割と軽快に動かせるが、スマホのタッチパネルのように直感的な操作はできない。

KDDIではAndroidスマホ向けのリモコンアプリも提供することで、スマホの画面に表示されたパッドをタッチしながら、テレビをコントロールできるようにしている。

■ソフトバンクはCCC子会社とタッグ

ソフトバンクモバイルも、フリスクサイズの機器をテレビに接続して、様々なコンテンツを視聴できる「ソフトバンク SmartTV」を2月21日に発売する。

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