調光機能付きLED照明、小田急電鉄の新造車両に納入

2013/2/21付
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東芝ライテックは、小田急電鉄の4000形新造車両に調光機能付きの発光ダイオード(LED)照明を236台納入すると発表した。調光機能が付いたLED照明が鉄道車両に導入されるのは、今回が「鉄道業界初」(東芝ライテック)だという。

小田急電鉄の4000形車両(写真:小田急電鉄)

搭載される40形の調光機能付きLED照明(写真:東芝ライテック)

照明の主な仕様

今回納入する調光機能付きLED照明は、3段階の明るさ設定が可能である。全光点灯時(器具光束:1800ルーメン)でも消費電力は25Wで、従来の蛍光灯器具(消費電力50W)と比べて消費電力を約50%削減できる。また、現在の節電対策時とほぼ同じ車両内の明るさになる「調光レベル1」(同1425ルーメン)では消費電力は19Wとなり従来の蛍光灯器具と比較して約62%消費電力削減、「調光レベル2」(同900ルーメン)の消費電力は12Wで、従来の蛍光灯器具と比較して約76%消費電力を削減できるという。

東芝ライテックによると、さまざまなシーンに合わせて明るさを調整することで、間引き点灯のように不均一な明るさの客室空間でなく、どの席でも均一な明るさを確保し、快適な客室空間を演出しながら消費電力の削減を図ることができるという。また、優先席のLED照明にはつり革の色と合わせた暖色系の色が採用されており、車両内の視環境にメリハリをつけると共に空間全体の雰囲気づくりに貢献するという。

意匠性に関しては、これまでの蛍光灯器具の意匠を生かしながらも、ランプ(発光部)と灯具を一体化したデザインを採用し、車両全体のイメージアップを図っている。なお、器具の外郭には、不燃材のガラスクロスを採用して、万が一の場合の安全性を確保した。

今回、調光機能付きLED照明を搭載するのは、4000形1編成(10両)である。20W形(調光機能なしで乗務員室用)の4台と合わせて、合計で240台の東芝ライテック製LED照明が搭載される。小田急電鉄によれば、すでに14編成の4000形が運用されている。今回新たに1編成を作るに当たり、調光機能付きLED照明など240台を東芝ライテックから導入した。調光機能付きLED照明を備えた15編成目の4000形は、2013年3月4日から運用開始の予定である。

(Tech-On! 小島郁太郎)

[Tech-On! 2013年2月20日掲載]

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