軽にも「自動ブレーキ」 5万円切り標準装備へ 13年の注目技術2位

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2013/11/28 7:00
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2013年も残すところわずか1カ月強となったが、今年、社会に大きなインパクトをもたらした技術は何か――。IT(情報技術)や医療、建設、電気・機械の分野を対象にした雑誌を発行する日経BP社では、専門記者200人が今年注目された300以上の技術を挙げ、その中から4人の審査員(ノンフィクション作家の山根一眞氏、日経トレンディの渡辺敦美編集長、日経ビジネスの山川龍雄編集長、日経WOMANの佐藤珠希編集長)がベストテンを選出した。今回は、ベストテンで2位となった自動ブレーキ技術の最新動向を解説する。前走車と衝突の危険性が高まると自動でブレーキをかけるこの技術は、低価格の進展によって早くもクルマの標準装備になりつつある。

前方を走るクルマが急停止する。慌ててブレーキを踏むが間に合わない。こうした日常によくある危険を回避してくれる「ぶつからないクルマ」が注目を集めている。前走車との位置関係を把握しておき、衝突の危険が高まったと判断したときに自動でブレーキをかけてくれるシステムだ。

「ITS世界会議 東京2013」では自動車各社が衝突回避などの最新技術を披露した(10月15日)

「ITS世界会議 東京2013」では自動車各社が衝突回避などの最新技術を披露した(10月15日)

高級車を中心に搭載されてきた自動ブレーキだったが、ついに軽自動車でも普及が始まった。きっかけを作ったのはダイハツ工業。同社は2012年12月20日、改良した「ムーヴ」に軽自動車で初めて衝突回避支援システム「スマートアシスト」を装備した。低速域衝突回避支援ブレーキ、誤発進抑制制御、先行車発進お知らせ、ESC(横滑り防止装置)などの機能を備える。

特筆すべきはその価格だ。スマートアシストを標準装備するグレードと非搭載のグレードの価格差は5万円しかない。消費者の反応は良好で、発売から約半年となる2013年6月18日には、スマートアシスト搭載車両の出荷台数が5万台を突破した。同社によれば、新型ムーヴの購入者のうち、「約6割はスマートアシストを搭載する車両を選んでいる」(ダイハツ工業)という。

衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載するダイハツ工業の新型「ムーヴ」

衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載するダイハツ工業の新型「ムーヴ」

レーザーレーダーはラジエータグリルの左側に置いた

レーザーレーダーはラジエータグリルの左側に置いた


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