2019年2月19日(火)

新たに10遺体収容 韓国船沈没、懸命の捜索続く

2014/4/20付
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【珍島=共同】韓国南西部、珍島沖の旅客船沈没事故で、韓国海洋警察などは事故発生5日目の20日、船内から10人の遺体を新たに収容、死者は46人、行方不明者は256人となった。急速な潮流と限られた視界の厳しい状況の下、水没した船内で空気が残る場所に生存者がいる可能性に望みをかけ、懸命の捜索が続けられた。

19日夜には潜水士が船の窓を割り中に進入、船内から初めて3人の遺体を収容したが、これまで生存者は見つけられていない。もどかしい捜索作業が続く中、聯合ニュースによると、一部の不明者の家族から、大型クレーン船で船体を引き揚げるべきとの主張が出始めた。

韓国政府の要請を受け、民間の大型クレーン船5隻が既に現場近くで待機している。クレーン船による作業は、衝撃や振動などにより、船内に残る空気が抜けるなどして船内の生存者に影響を及ぼす可能性があるため、人命救助を終えた段階で始まる。

このため韓国政府は「家族の同意なしには始めない」としているが、引き揚げについて行方不明者の家族の間でも意見が割れる可能性が高く、政府は難しい判断を迫られる。

海洋警察は19日深夜から20日朝にかけ、照明弾880発を打ち上げ、集魚灯をつけた漁船を動員し、夜通しの捜索を行った。不明者が潮流に流されるのを防ぐため、周囲に底引き網漁船も配置した。

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