2019年8月25日(日)

「経理いらず」のクラウド会計 元グーグル社員が起業
個人・中小向け、入力作業時間は「50分の1」

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2013/3/19 19:26
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■クラウドならではのバリューを追求

各種会計レポートのほか、月次の損益計算書、決算書なども作成してくれる

各種会計レポートのほか、月次の損益計算書、決算書なども作成してくれる

自動で取り込まれ、ユーザーにクリック1つで承認されていった入出金記録はグラフや表を使った「収入レポート」や「売掛金レポート」、「最近の収支の推移」といったリポートとしてまとめられる。月次の損益計算書のほかに青色申告や会社法に対応した決算書も作成してくれる。青色申告用の用紙に数字を記載したPDFデータの出力も可能だ。

主な想定ユーザーは、青色申告を必要とする個人事業主やスタートアップのベンチャー、10人程度の規模の中小企業など。利用料金は個人事業主プランが月額980円、会社法に対応した法人プランが月額1980円。ともに登録されたデータの保存期間に制限はなく、1契約あたり3ユーザーまで利用できる。ただし、今年6月末まで、全て無料で利用できるキャンペーンを実施するほか、1カ月間ならいつでも無料でお試し利用ができる。

勘定科目は一覧から任意に登録することも可能。ウェブ明細に表示される企業名から科目を類推する「予測機能」の精度はユーザーが利用すればするほど上がっていくという

勘定科目は一覧から任意に登録することも可能。ウェブ明細に表示される企業名から科目を類推する「予測機能」の精度はユーザーが利用すればするほど上がっていくという

「機能的には"価格破壊"といってもいい。『勘定奉行』や『弥生会計』に機能面では若干劣るが、経理業務に関する基本的な機能はそろっている。クラウドサービスなので、高度な機能も順次、追加していく。勘定科目の自動仕訳や予測表示機能も、みんながキーワードに対する科目を確定させていくことでシステムが学習し、精度はどんどん上がる。単に、会計ソフトをクラウドに置くのではなく、クラウドならではのバリューを追求していきたい」

こう語る佐々木氏は、「国内で毎年、新たにビジネスを立ち上げる人は約20万人いるといわれている。初年度にその5%、1万アカウントを狙いたい」という目標を掲げる。「法人向けサービスなので、一般ユーザー向けのソーシャルメディアなどに比べるとハードルは高い」。ただし、先には海外市場も見据えている。

■狙うはグローバル市場

「経理業務にてこずる人たちは世界中にいる。米シリコンバレーのベンチャーキャピタルにも出資してもらっているので、ゆくゆくは多言語化、現地化をして、グローバルで会計クラウドのスタンダードを狙いたい。5年後に10カ国200万ユーザーのイメージ」(佐々木氏)

グローバル展開ではグーグル時代に世界を飛び回った経験や人脈が生きてくる。米グーグルは何人ものスター経営者を輩出しているが、日本法人からも出てくるか。挑戦は始まった。

(電子報道部 井上理)

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