「スマホのサービスをテレビでも」 KDDIが小型端末販売

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2013/2/20付
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KDDIと沖縄セルラー電話は2013年2月19日、HDMI端子経由でテレビに接続する小型セットトップボックス(STB)端末と、録画済み番組や放送中の地上デジタル番組などをインターネット経由でスマートフォン(スマホ)などに映像配信する専用機を発売する、と発表した。

写真1 KDDI 商品統括本部サービス企画本部長の小林昌宏氏

写真1 KDDI 商品統括本部サービス企画本部長の小林昌宏氏

STB端末の名称は「Smart TV Stick」、映像配信専用機の名称は「Remote TV」である。2013年2月23日に全国のauショップやauオンラインショップで販売開始する。

Smart TV Stickは、KDDIが自社のスマホ向けに提供している「auスマートパス」「ビデオパス」「うたパス」などのサービスのほか、Android(アンドロイド)用アプリをテレビの画面上で楽しめる端末。Android 4.0を採用しており、無線LAN環境でインターネットに接続して各種のサービスを利用する。価格はオープンで、auオンラインショップでの価格は9800円となる。

KDDIは2012年11月から、傘下のケーブルテレビ局であるジャパンケーブルネット(JCN)を通じてSmart TV Boxを提供している。この端末との関係についてKDDI 商品統括本部サービス企画本部長の小林昌宏氏は、「Smart TV Boxとの違いはチューナー機能を省いたことで、兄弟機と位置づけている。主にauスマホのユーザーに、これまでスマホで楽しんでいたことをテレビでも楽しんでいただきたい」と狙いを述べた(写真1)。

写真2 Smart TV Stickはテレビ背面に取り付けるホルダーを同こんする

写真2 Smart TV Stickはテレビ背面に取り付けるホルダーを同こんする

Smart TV Stickは、ジャイロセンサーを搭載した専用リモコンや、スマホ用のリモコンアプリで操作する。テレビ画面で利用することやジャイロセンサーで操作することを前提とするため、利用できるアプリはauスマートパスでは約100アプリ、Google Playでは約500アプリとなる。リモコンアプリはAndroid版を提供する。iOS版の対応は「検討はしているが時期は未定」(KDDI)である。

全長10cmの筐体(きょうたい)にはメス型のHDMIインタフェースを採用し、同梱のHDMIケーブルでテレビと接続する。これは「無線LANの電波が届きやすいとか、テレビのHDMIインタフェースの取付位置に関係なく自由に設置できることを優先したため」という。

電源は、「テレビの電源が不意に落とされるといったことも考えられるため」として、micro USBではなくACアダプターから供給することとした。筐体に搭載したmicro USBは「今後のサービス拡張のために用意した」という(写真2)。

auスマートパスやビデオパス、うたパスなどのKDDIが提供するサービスを利用するは、KDDIの回線とひも付いたau IDを登録する必要がある。登録できるau IDは一つだけである。Smart TV Boxでは家族が持つ複数のアカウントを登録できるが、「Smart TV Stickでは、当初はシングルアカウントで対応する。社内でも議論している最中で、今後のユーザーの反応を見て複数アカウント対応にするかどうか考えたい」とした。

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