2018年7月22日(日)

フォロワー3200万人 中国ネット界のスターと検閲

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2013/3/21 7:00
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(2013年3月11日 Forbes.com)

 李開復(カイフ・リー)。インターネット業界の巨人、米グーグルが検閲をめぐる紛争を受けて中国から撤退する前にグーグル・チャイナの責任者を退いた人物は、現在、「中国版ツイッター」ともいわれるミニブログサービス、「微博(ウェイボー)」のトップに就いている。しかし、リーは先月、微博に持つ自身のアカウント使用を一時的に差し止められた。そんなカイフ・リーが、中国のソーシャルメディアの現状について語ってくれた。

■3日間の書き込み禁止

 「中国でのソーシャルメディアは、他の国に比べてもずっと大きい力を持っている。厳しい規制の対象にはなっているが、ソーシャルメディアを使うことで人々のコミュニケーションのあり方を大きく変えつつあって、中国をより良い方向へ変える可能性を秘めていることを我々は自覚すべきだ」とリーはみている。

 中国のインターネット業界では傑出した有名人で、ソーシャルメディアの熱心なユーザーでもあるリーは、「新浪・微博」(シンランウェイボー、中国版ツイッター)から2012年に最も影響力のあるマイクロブロガーと称された。フォロワー数は実に3200万人に上る。しかし、2月のある書き込みで、リーは苦境に陥った。リーはJike.com(即刻)という検索エンジンに対し、税金が不正に投入されていると示唆したのだ。Jike.comは共産党の機関紙、人民日報が運営する検索エンジンで、トップには卓球の五輪金メダリストとして知られるトウ 亞萍(Deng Yaping)が就いているが、ネット企業の経営に携わった経験はほとんどない。リーの問題の投稿はすぐに削除され、3日間にわたり、微博への書き込みを禁じられた。これは、当局からの懲罰と受け止められている。この一件で、インターネット利用者の間では瞬く間に不満の声が渦巻いた。何千人ものリーのフォロワーが彼への支持を表明し、投稿禁止の撤回を求めた。こうしたフォロワーの中には、微博でも人気を集めるSOHO ChinaのCEO(最高経営責任者)でフォーブスの世界で最も力のある女性100人に選ばれた、張欣(Zhang Xin)もいた。

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