実用度増した「みまもりケータイ」 サービス勝負に 中国ZTE「みまもりケータイ2 101Z」(通信会社はソフトバンクモバイル)

2012/7/2 7:00
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中国ZTEの「みまもりケータイ2 101Z」(通信会社はソフトバンクモバイル)

中国ZTEの「みまもりケータイ2 101Z」(通信会社はソフトバンクモバイル)

中国ZTE(中興通訊)は防犯ブザー付きの携帯電話「みまもりケータイ2 101Z」をソフトバンクモバイル向けに4月7日に発売した。ワンタッチボタンを使い、事前に登録した3件の連絡先に限って音声通話ができる。

ストラップを引くと、大音量のブザーが鳴る。通話時や防犯ブザーの利用時には、事前登録した連絡先に対し、利用者の位置情報付きメールを送信するため、利用者に緊急事態が起こったときも簡単に現在地を知らせることができる。音声の着信やテキストメールの受信はそれぞれあらかじめ登録した20件まで可能。緊急地震速報機能も新たに搭載した。

月額210円の「位置ナビ」サービスを保護者の携帯電話とともに契約しておけば、保護者の携帯電話などから子供の居場所を簡単に確認できる。法人向けにも「法人みまもり管理サービス」(月額315円)で、法人コンシェルサイトからの一括設定や位置情報の一括検索が可能になるサービスを用意している。

本体色はフレッシュホワイト、チャームピンク、クールネイビー。実売価格は1万円台前半、販売目標は非公表。

【日経産業地域研究所研究員の視点】

中国ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)の「キッズケータイ HW-02C」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

中国ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)の「キッズケータイ HW-02C」をベンチマーク商品として採点した(ベンチマーク商品の概要は下記)

子供の安全を守ることなどに機能を絞った簡易型携帯電話は、防犯ブザー付きとシンプル操作が特徴で、通信各社から似たタイプのものが販売されている。

今回の新製品は、ソフトバンクモバイルで昨年3月に発売した「みまもりケータイ 005Z」に比べて、音声発信先が1件だったのが3件に増え、新たにソフトバンク以外の携帯電話にもかけられるようになり、より実用的にはなっている。発売に合わせた販促キャンペーンでは、7月31日までに購入した場合、最大25カ月間基本使用料が無料で使えるようにした。

主に子供の安全を守るといったコンセプトの商品だけに、サービス内容などに企業姿勢が問われる側面も強いジャンルだ。今回の評価で改めて好評だったのが、通話をしたり防犯ブザーを使ったりしたときに、登録している保護者などの連絡先に自動的に位置情報メールが届くサービスだ。

ベンチマーク機を販売するNTTドコモにも同様のサービスはあるが、有料の「イマドコサーチ」(月額210円)の契約が別途必要となる。どういったサービスを基本機能として備えているかも、選択のポイントになりそうだ。

一方で、ベンチマーク機は定型文ながらSMS送信機能もあるなど、子供のなかでも、より高学年向けに良さそうとの評価もある。5月中旬に行われたNTTドコモ、KDDIの夏モデル発表会でも、それぞれ簡易型携帯電話の新機種が発表されており、これから販売競争が本格化しそうだ。

価格実売1万円台前半
販売目標非公表
発売4月7日
通信方式W-CDMA方式(国内のみ)
液晶画面1.2型
連続通話約230分
連続待ち受け約350時間
サイズ、重量幅約48×高さ約82×厚さ15.9mm、約69.8g
防水性能IPX5対応

【ベンチマーク商品】

中国ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)の防犯ブザー付き携帯電話「キッズケータイ HW-02C」(通信会社はNTTドコモ)。ワンタッチキーであらかじめ登録した連絡先4件に、電話やSMSの送信ができる。4件以外は、あらかじめ登録されている電話帳から最大10件まで発信できる。「いまからかえるよ」などの登録済みの簡単な文章をSMSで送ることもできる。

防犯ブザーを引くと大音量ブザーと連動して、あらかじめ登録した連絡先に自動で音声発信し、「イマドコサーチ」を登録した保護者に現在地情報を通知する。「イマドコサーチ」契約者はパソコンやケータイから子供の居場所も確認できる。

緊急地震速報にも対応。液晶画面は約1.4型。連続通話時間は約220分、連続待ち受け時間は約400時間。サイズは幅約47×高さ約92×厚さ約16.3~17.1mm、重さは約75g。色はホワイト。2011年9月28日発売。実売5000円前後。

「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3~5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。

■より詳しく知りたい方は「日経消費ウオッチャー」オンライン・データベース(有料)で

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