ニュースは続報に商機 博報堂社内ベンチャーの思惑
ブロガー 藤代 裕之

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2014/6/20 7:00
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広告代理店の博報堂DYグループは、調査会社ゲイン(東京・港)と共同でニュースベンチャー「NEWSY(ニュージー)」(東京・港)を立ち上げた。独自のニュースサイト「しらべぇ」を6月16日に開設するとともに、他社のニュースサイトの立ち上げやCMも手がける。狙うはニュースの反応を記事にしたり解説を加えたりする第2報メディアだ。

■ニュースビッグバンに対応

ニュースサイト「しらべぇ」の画面

ニュースサイト「しらべぇ」の画面

「ニュースをつくるクリエイティブエージェンシー」を名乗るニュージーは、独自ニュースサイト、広告クリエイティブ制作、ニュースサイト開発・編集を行うユニークな企業だ。

代表取締役CEOは植岡耕一氏、代表取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)はタカハシマコト氏が務める。2人は昨年秋ごろから事業について議論し、社内公募の新規ビジネス育成のプログラム「AD+VENTURE(アド+ベンチャー)」に参加し、選ばれた。

植岡氏は博報堂入社後、営業でインターネット企業を担当してきた。そこで、ネットサービスの会社がテレビCMをやり出すのを目の当たりにしてきた。ソーシャルゲーム企業、最近ではニュースアプリがCMを流している。「まだテレビが強いので、ネット企業はテレビの力を借りて成長しているが、これからスマートフォンを持っている人が増えて情報を得るようになってくると違ってくる」と、今後ネットの力が増大すると見通す。

タカハシ氏は、テレビCMなどマスメディア向けの仕事を中心に担当して賞を受賞しているコピーライター。テレビの仕事を担当するうちに、ネットに情報を出していけばテレビに流れていくという、間接的に影響力を持つネットの存在に気づいた。

さらに、スマートフォンの登場によるニュースサイトの変化が起きた。パソコン時代のヤフー一強では、ヤフトピにいかに取り上げられるかが重要だった。しかし、スマートフォン時代では、LINEニュースやスマートニュース、グノシーが登場し、多様なニュースが多くの人の目に触れる可能性が高まっている。「2014年はニュースビッグバンの年。ニュースという言葉の意味が変わりつつあると感じている」とタカハシ氏は語る。では、ニュースはどのように変わるのだろうか。

■ニュースはネタ化する

同社の独自サイト「しらべぇ」は、調査を生かしたオリジナル記事をつくり配信する。いま拡大しているのは、独自の視点で記事をまとめるキュレーション系サイトだが、あえて独自記事の制作に乗り出すのは、勝算ありとみているからだ。

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