2019年1月21日(月)

中国、ベトナムとの交流縮小 反中デモで対抗措置

2014/5/18付
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ベトナム、容認してきた反中デモを取り締まり。参加者の一部を拘束した(18日)

ベトナム、容認してきた反中デモを取り締まり。参加者の一部を拘束した(18日)

【北京、ハノイ=共同】ベトナムで相次ぐ反中デモで中国人2人が死亡するなどしたことを受け、中国外務省は18日、「両国間の交流計画を部分的に中止する」との声明を発表した。「追加措置を取るかどうか検討する」とも警告、ベトナムの中国企業で働いていた中国人ら約3千人を帰国させたことも明らかにした。両国の関係修復は一段と困難になり、南シナ海の領有権争いがさらに激しさを増しそうだ。

一方、ベトナムの公安当局は18日、これまで容認してきた反中デモの取り締まりに転じた。デモ参加者の一部が暴徒化して死傷者が出たり、外国系企業に被害が出たりしたことで、経済や対外イメージに悪影響を及ぼすことを懸念した。

南部ホーチミン中心部では18日、約100人が反中のデモ行進に加わったが、公安当局がデモ隊を制止。双方がもみ合いとなり、参加者の一部が拘束された。腕と脚を押さえられ、連行される参加者もいた。当局はデモ隊を解散させ、行進は約15分で終了した。

首都ハノイでは、当局はデモの集合場所となっていた中国大使館前に多くの警官を配置し、付近の公園や公共施設を封鎖。市民が近づけないようにした。

グエン・タン・ズン首相は17日、「違法な抗議行動」をさせないよう関係当局にあらためて通達。群衆を扇動する者を厳しく取り締まるよう指示していた。

中国は南シナ海の大半を自国領と主張し、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)、西沙(同パラセル)両諸島の領有権を主張するベトナムと対立。両国艦船は最近、中国が西沙諸島近くで行う石油掘削作業をめぐり衝突。5月に入りベトナムで中国に抗議するデモが相次いだ。

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