2018年8月17日(金)

創造性+分かりやすさ、教育アプリで世界に挑むVB
ブロガー 藤代 裕之

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2014/2/21 7:00
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 教育アプリのスマートエデュケーション(東京・品川)が、お絵描きアプリで世界市場を狙う。ブランドも絵本中心の国内向け「こどもモード」と世界展開用の「Gocco(ゴッコ)」に分け、グローバル展開をにらみ、言語に依存しないアプリを3タイトル出した。設立2年8カ月にもかかわらず、ベンチャーが世界を狙える背景には事業環境の大きな変化がある。

■ベンチャーを取り巻く環境が変わった

スマートエデュケーションの池谷大吾氏(左)と 太田垣慶氏

スマートエデュケーションの池谷大吾氏(左)と 太田垣慶氏

 スマートエデュケーションは2011年6月の設立。11月に知育アプリの「おやこでリズムえほん」をリリースし、その後も子供向けの絵本や音楽、カメラアプリを開発してきた。新サービスの登竜門的存在である「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」のLaunchPad(ローンチパッド)で優勝もしている。

 社員は現在22人。10を超えるアプリの合計ダウンロード数は合計で600万を突破した。「当初からグローバルを目指していたが、設立当初は売り上げを出さなければならない状況もあり、課金モデルで堅実に運営してきた」(池谷大吾社長)という。

 ベンチャーが世界で闘うための課題は2つ。ひとつは人材、もう一つは資金だ。この2点で見ても、ここ数年でスタートアップを取り巻く環境は大きく変化した。ベンチャーに流れ込む資金は拡大し、優秀な人材の流動性も増している。

 スマートエデュケーションは、フジテレビを傘下に抱えるフジ・メディア・ホールディングスが設立した投資会社、フジ・スタートアップ・ベンチャーズの初の投資案件に選ばれた。2月12日には海外展開に向けてサイバーエージェントなどから5.5億円の資金調達に成功した。

 人材面ではディー・エヌ・エー(DeNA)で活躍した太田垣慶氏の加入が大きかった。太田垣氏は、06年にDeNAに新卒で入社。ソーシャルゲーム立ち上げプロジェクトのリーダーを務め、11年からはサンフランシスコを拠点に世界展開を担った。以前であれば、あるいは、ほかの業界であれば、転職マーケットに流れ出すような人材ではない。

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