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スペインの風力発電、出力が一時、全消費電力の60%に

REE社がほぼリアルタイムに公開している由来別の発電出力の2012年4月16日のデータ。緑色の「Eolica」が風力発電。紫色は原子力発電、赤色は石炭を用いる火力発電、水色は水力発電を指す。縦軸のマイナス方向の値は、輸出分または揚水発電システムへの貯水用電力を指す

スペインで2012年4月16日午前3時30分(現地時間)、風力発電システムによる総発電出力が、一時的に同国の全消費電力の60.0%に達した[注1]。同国の送電会社であるRed Electrica De Espana(REE)社の公開データで判明した。

スペインは、再生可能エネルギー由来の発電量の割合が世界で最も高い国の一つ。2012年は現時点までで、全発電量の29.5%が再生可能エネルギー(水力発電を含む)由来になっている。中でも風力発電による発電量の占める割合は大きく、2012年は全発電量の18.3%に達している。

ただし、今回風力発電システムの出力の割合が高くなったのは、設備容量を急に増やしたり、特別強い風が吹いたりしたからではなく、スペイン全体の消費電力が小さくなったため。

4月16日午前3時30分時点の風力発電の出力は12.665GW。15GW近くになることも珍しくない中では、特別多い発電出力ではない。深夜であることで、全体の消費電力が落ち込む中、相対的に割合が増した。これまでの割合の最高値は2011年11月6日午前2時に記録した59.7%だった。

[注1]この消費電力は、スペイン国内での全発電出力からフランスやモロッコへの輸出分と揚水発電用ダムへの貯水分を除いた電力。

(日経エレクトロニクス 野澤哲生)

[Tech-On! 2012年4月17日掲載]

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