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モバイル決済、本命候補NFCが大苦戦 簡易方式に人気
世界のモバイル通信事情(3)

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2013/12/27 7:00
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 2013年7月に米スプリント・ネクステル(現スプリント)を買収したソフトバンク。2013年10月にはガンホー・オンライン・エンターテイメントと共同でフィンランドのゲーム会社、さらには携帯電話端末の卸売事業で世界最大規模の米社をそれぞれ傘下に収めると発表した。ソフトバンクに限らず、NTTドコモやKDDIもグローバル展開を強化している。こうした動きの背景にあるのは、国内市場の成熟化だ。各社が海外展開に力を入れるのは自然の流れで、今後はボーダレス化の動きがさらに加速していく。今や、通信業界に携わる人も一般ユーザーも、海外の動向を把握しておくことは不可欠になってきた。連載「世界のモバイル通信事情」では、一般ユーザーになじみが深い「携帯電話端末市場」「公衆無線LAN」「モバイル決済」「モバイルヘルス」という4つの動向について、情報通信総合研究所の研究員が解説する。今回は、モバイル決済に関する最新事情を紹介しよう。(日経コミュニケーション)

 日本では「おサイフケータイ」でおなじみのモバイル決済。米ガートナーによると、モバイル決済の世界市場規模は2012年に1631億ドル(約16兆円)となった。2013年は前年比44%増の2354億ドル(約23兆円)、ユーザー数は同22%増の2億4500万人に拡大する見通しだ。それが2017年には7210億ドル(約71兆円)、ユーザー数で4億5000万人規模まで成長が期待されている。

 だが、欧米では日本のおサイフケータイのようなICチップ方式ではなく、バーコードや簡易リーダーを活用した方式が主流で、ハードからソフト(アプリ)へのシフトが鮮明となっている。用途も単なる「決済」から、クーポン配信やポイントプログラムなどと連動した「マーケティングプラットフォーム」に変わりつつある。

■海外で苦戦が続くNFC方式

図1 米スターバックスはスマホ向けアプリで簡易決済を実現。端末に表示したバーコードを提示するだけで支払いが完了する。プリペイドカード(スターバックスカード)と連動しており、クレジットカードによるチャージも可能
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図1 米スターバックスはスマホ向けアプリで簡易決済を実現。端末に表示したバーコードを提示するだけで支払いが完了する。プリペイドカード(スターバックスカード)と連動しており、クレジットカードによるチャージも可能

 米国での成功例を見てみよう。スターバックスのスマートフォン(スマホ)向けアプリがそれだ。同社のプリペイドカード(スターバックスカード)と連動しており、アプリで商品を選択。表示されたバーコードをレジにかざすだけで支払いが完了する(図1)。

 その裏ではユーザーのアカウントから商品の代金が引き落とされており、クレジットカードによる自動チャージが可能。ユーザーはアプリを使って残高やポイントを確認したり、店舗を検索したりできる。同アプリを用いた決済は週に300万回を超えるという。

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