2019年9月22日(日)

通信制のルネサンス高校、全生徒5000人にタブレット端末

2013/5/17付
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米クアルコムとルネサンス高等学校、ルネサンス豊田高等学校は2013年5月16日、2013年度内に、全生徒約5000人にタブレット端末を配布すると発表した。費用の一部を、クアルコムが寄付する。タブレット端末の活用により、いつでもどこでも学習できる環境を整える。

タブレット端末の採用に併せて、米ナショナルジオグラフィックの英語教材を導入。分からない単語の意味をすぐに調べられる、英文コンテンツ自体が面白いため学習意欲が湧く、といった利点があるという

タブレット端末の採用に併せて、米ナショナルジオグラフィックの英語教材を導入。分からない単語の意味をすぐに調べられる、英文コンテンツ自体が面白いため学習意欲が湧く、といった利点があるという

左から、クアルコムジャパン社長のクリフォード・フィッキ氏、ルネサンス高等学校校長でルネサンス・アカデミー社長の桃井隆良氏、米クアルコム シニア・ディレクター、ガバメント・アフェアーズ Wireless Reachイニシアチブ統括責任者のクリスティン・アトキンス氏

左から、クアルコムジャパン社長のクリフォード・フィッキ氏、ルネサンス高等学校校長でルネサンス・アカデミー社長の桃井隆良氏、米クアルコム シニア・ディレクター、ガバメント・アフェアーズ Wireless Reachイニシアチブ統括責任者のクリスティン・アトキンス氏

ルネサンス高等学校とルネサンス豊田高等学校は、株式会社であるルネサンス・アカデミーが運営する通信制の高校。インターネット経由で授業を提供し、モバイル活用にも早くから取り組んできた。2007年から携帯電話、2011年からはスマートフォンを活用。今回、新たにタブレット端末の採用を決めた。クアルコムからの寄付で、200~300台ほどのタブレット端末本体の代金と通信費用をまかなう。このほかは、教材の一つとして生徒が購入する。「iPad」およびAndroidを搭載するタブレット端末を利用する。

スマートフォンやタブレット端末を活用することによる効果

スマートフォンやタブレット端末を活用することによる効果

動画の教材を使いやすいのは、タブレット端末の利点の一つ。インターネットに接続できる環境さえあれば、どこからでも閲覧できる

動画の教材を使いやすいのは、タブレット端末の利点の一つ。インターネットに接続できる環境さえあれば、どこからでも閲覧できる

ルネサンス高等学校の桃井隆良校長は、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末の効果について「生徒が"勉強するぞ"という心理的な抵抗感を持つことなく、気軽に隙間の時間を使ってさまざまな場所で勉強できる」と語る。実際に、学習時間が伸びること、学習効果が上がることを実感しているという。生徒向けに実施したアンケートでも、「起動時間が短くいつも手元にあるので勉強しようと思える」「学習する場所を選ばない」「学習が楽しくてどんどん進む」などの声が上がった。スマートフォンやタブレット端末での学習が、パソコンに比べて学力向上につながるかとの問いに対しては、53.1%が「つながっていると思う」と答えたという。

タブレット端末は「画面が大きいため、動画などの教材が、スマートフォンに比べて格段に見やすく分かりやすい。電子書籍も読みやすい」(桃井氏)。画面が大きく学習しやすいというパソコンの利点と、手軽に持ち運べるというスマートフォンの利便性を兼ね備えた存在として期待を寄せる。

クアルコムは、医療や教育などの社会問題解決を目指す企業市民活動「Wireless Reachイニシアチブ」に取り組んでいる。今回の取り組みも、その一環である。

(日経パソコン 八木玲子)

[PC Online 2013年5月16日掲載]

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