2018年7月23日(月)

初期設定は要注意、無策が招く情報流出 ソーシャル活用の新常識(1)

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2013/12/20 7:00
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 TwitterやFacebook、LINEといったソーシャルメディアのユーザーが増える中で、様々なトラブルが発生しています。ソーシャルメディアを有効に活用するためには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。ソーシャルメディアの動向を伝えるウェブサイト「SMMLab」を運営するアライドアーキテクツの担当者がソーシャルメディア活用の「新常識」を5回連載で解説します。第1回の今回は、初期設定の重要性について採り上げます。

 今や「ソーシャルメディア」は、個人的に使うだけでなく、仕事にも活用するのが当たり前になっています。ビジネスパーソンにとっても、大切なコミュニケーションツールになりつつあります。上手に使えば、友人・知人と気軽に交流することや、新しいつながりから活躍の場を広げることができる一方、思いがけないトラブルに巻き込まれることや、信用や評判を落としてしまうリスクもあります。

 2013年になってからは、若者の悪ふざけ投稿や、若い女性に成りすました「偽アカウント」による被害など、ソーシャルメディア上の事件・トラブルが相次いで話題になりました。ただ、「こうした問題は自分には無関係」と思っている人も多いのではないでしょうか。

 うっかり設定をミスして個人情報が流出したり、何気ない書き込みによって人間関係が悪化したり、はたまた友人が巻き込まれたトラブルの火の粉が降りかかったりする…。思わぬ「落とし穴」は、実はこうした基本的なことの中にこそ潜んでいます。

 ソーシャルメディアを楽しく便利に活用するためのトラブル回避術として、「今さら人には聞けない」基本を分かりやすく整理して伝えたい。そんな意図で今回の記事を企画しました。全5回の連載でGoogle、Facebook、Twitter、LINEというサービス別に、「落とし穴」とそれに対する防止策を解説します。

■初期設定こそが最大の落とし穴

 個々のサービスの解説に入る前に、ソーシャルメディアに潜む落とし穴の中で最も危険なものについて、今回は採り上げます。それは「初期設定」(デフォルト)です。逆に言えば、初期設定をきちんと理解したうえでコントロールできれば、ソーシャルメディアの安全性は格段に高まります。

 あなたはサービスでアカウントを取得・登録する際に、氏名や生年月日、連絡先、投稿内容などの公開範囲をきちんと確認していますか。 実は、これらの項目が初期設定では「公開」になっていることも少なくないのです。

 2013年7月に政府機関や企業、大学などが、「Googleグループ」で情報漏洩していたことが大きなニュースになりました。Googleグループは、テーマに応じた掲示板を作り情報共有できるサービスで、複数の人が同じ話題をメールでやりとりできるメーリングリストとして、省庁や企業などで使われていました。

「Googleグループ」の設定画面。2013年7月に同サービスでの情報漏洩が問題になったことは、初期設定が「公開」になっているために起きてしまったトラブルの代表例

「Googleグループ」の設定画面。2013年7月に同サービスでの情報漏洩が問題になったことは、初期設定が「公開」になっているために起きてしまったトラブルの代表例

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