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iPhoneとつながる「スマート補聴器」発売へ

2014/5/16付
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日経デジタルヘルス

発表したReSound LiNX
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発表したReSound LiNX

 補聴器メーカー大手のデンマークGN ReSoundの日本法人であるジーエヌリサウンドジャパンは2014年5月15日、東京都内で新製品発表会を開催。iPhoneやiPad、iPod touchといった米Apple(アップル)のモバイル端末と、直接接続して使える補聴器「ReSound LiNX」を発表した。

 欧州では2014年2月末に発売済みで、日本では同年5月22日に発売する。希望小売価格は49万円、発売初年度に3000台の販売を目指す。

 ReSound LiNXは、Appleの認証プログラム「MFi」を補聴器として初めて取得した製品である。GN ReSoundは2012年にAppleと技術提携し、それ以来今回の製品開発を共同で進めてきた。

 iPhoneやiPadなどとは中継器を介さず、低消費電力の「Bluetooth Low Energy」で接続する。iPhoneなどで再生した音楽や動画、電話などの音声を補聴器で聞いたり、iPhoneアプリの翻訳機能やナビ機能を利用したりすることが可能だ。iPhoneやiPadを補聴器のコントローラーとして使うこともできる。

 補聴器を紛失した場合に、iPhoneやiPadとの接続機能を利用して補聴器の所在場所を特定できる点も大きなメリットという。

 今回の製品は「外耳道レシーバー耳かけ型」と呼ばれるタイプ。スピーカーを本体の外に出し、外耳にはめ込む構造とすることで小型・軽量化を図った。実際、ReSound LiNXの重さはわずか1gだ。

 iPhoneなどと接続せず通常の補聴器として使う場合、内蔵電池で2週間の連続使用が可能である。

 今回の製品は難聴傾向が高まる50~60歳代を主なターゲットとするものの、「新しいカテゴリーのウエアラブル機器として、健常者のツールとしても役立てると考えている」(ジーエヌリサウンドジャパン マーケティング部の池田慶弘氏)という。

 ジーエヌリサウンドジャパンによれば、2013年における日本国内の補聴器市場は出荷台数ベースで53万台、金額ベースで313億円。出荷台数は過去5年間で15%増加しており、高齢者人口の増加に伴って右肩上がりの成長を続けている。2012年に日本で実施された1万5000人規模の調査によれば、74歳以上の高齢者の43.7%が難聴者または難聴を自覚しているという。

(日経デジタルヘルス 大下淳一)

[日経テクノロジーオンライン 2014年5月16日掲載]


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