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右肘靱帯の修復手術、ヤ軍・田中は避けられるか

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2014/7/20 7:00
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ヤンキースに激震が走った、といっても過言ではない。メジャー最多の12勝を挙げ、投手陣をけん引してきた田中将大(25)が8日のインディアンス戦後に右肘の痛みを訴えた。磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、「右肘内側側副靱帯の部分断裂」と診断された。リハビリには6週間かかり、リハビリがうまくいかなかった場合には手術も選択肢に入ってくる。手術になれば、通称トミー・ジョンといわれる靱帯の修復手術になるだけに心穏やかではないだろう。

マット・ハービーとの共通点

真っ先に思い浮かぶのはマット・ハービー(メッツ)のケースだ。1989年3月生まれの25歳、日本なら田中と同学年に当たる投手だ。2012年後半に彗星(すいせい)のごとく登場し、13年オールスターの先発マウンドにも立った。地元ファンが誇れる数少ない期待の星が昨年8月24日の試合後、右肘の痛みを訴え、靱帯の部分断裂が判明した。

しょげかえりながらも「リハビリで戻る」と繰り返したハービーだったが、2カ月後に手術した。現在、来季開幕を目指してリハビリの最中だ。

ハービーは言う。「(少々の違和感や疲労について)投手は皆そんなもんだと思った。ましてや僕の場合、7月からあった違和感は前腕部、手首に近いあたり。それ以外はいつも通りだったから」

田中とハービーには共通点がある。それぞれのチームで好成績を挙げ、彼らへの依存度が非常に高かった。しかもデビューして1~2年目。2人とも大リーグでは新人のような存在で、「やらねばならない」という意識は強かったろう。

登板時の「不安」が駆け巡る

手術を避けるのは難しかったのだろうか。「いや、精神的な問題だった。手術を回避するつもりで懸命にリハビリしていた。断裂した箇所は小さかったから、戻れたと思う」とハービー。しかし、リハビリの途中で「次に投げたとき、ブチっていったら……」という思いが頭を駆け巡り、「手術がベストの選択と思うようになった」。

15日(日本時間16日)のオールスターで先発したアダム・ウェインライト(32、カージナルス)のようなケースもある。マイナー時代の04年、リハビリによって右肘靱帯の部分断裂から復帰した。「断裂は小さかったし、全く問題なかった」。その後、06年ワールドシリーズ制覇に貢献し、07年から4年連続で2桁勝利し、10年には20勝を挙げた。しかし、11年春に再び靱帯を断裂していることが判明し、手術した。

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