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船長ら4人を殺人罪などで起訴 韓国船沈没事故

【木浦(韓国南西部)=共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、韓国検察は15日、既に遺棄致死容疑などで逮捕されたイ・ジュンソク船長ら4人を、乗客を残して逃げ死なせた行為について殺人罪などで起訴した。

船長らは乗客らに船内で待機するよう指示し、脱出できない状況にして船から逃げた。捜査本部は救護措置を取らなければ乗客らが溺死することを認識し、死んでも構わないとの「未必の故意」があったと判断した。

関係者によると、船長らは救護措置を取らなかった理由について「自分が生き残らなければならないとの考えしかなかった」と供述した。

事故は16日で発生から1カ月。捜査本部はイ船長ら乗組員15人のほか、過積載運航をさせた運航会社、清海鎮海運の幹部や同社のオーナー一家、運航管理業務を行っていた業界団体なども捜査し、死者、行方不明者304人を出した大惨事の刑事責任追及を急ぐ。

殺人罪で起訴したのは船長のほかに、機関長と1等航海士1人、2等航海士1人。船長らには過失船舶埋没罪なども適用した。別の船員11人は遺棄致死罪などで起訴した。

4月16日午前に船が転覆した当時、乗組員は、客室乗務員に命じて乗客に待機を指示する船内放送をさせた。救難当局から乗客を脱出させるよう指示されても従わなかった上、救助船の接近を乗客に知らせず最初にセウォル号を離れ救助された。短時間で到着できる救助船の数が少ないことを見越し、自分たちが乗るために乗客らの避難を妨害した疑いがある。

事故では15日までに281人が死亡、23人が行方不明になっている。死者全員を殺人の被害者とする。朴槿恵(パク・クネ)大統領がイ船長らの行動を「殺人のような行動だ」と非難したことがあり、捜査本部の判断に影響を与えた可能性がある。

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